テーマ:市役所・議会(16)
カテゴリ:古河市の発展
今月初め、市議会議員28人中20人の連名で、古河市の文化センター建設事業に理解を求めるチラシが入りました。広報古河7月号にも同様の趣旨の特集が組まれていたのですが、改めてこのようなものが出されたところを見ると、市議会内で埋められない溝があるのかもしれませんね。
私は、以前から申し上げてきたとおり、もっと議論をしてほしいと思っています。それは、文化センターを作るかどうかというYes/No二者択一の議論ではありません。もっと具体的な話です。文化センターとはどういうものか、できたとしたらどう活用するのかということです。それを議会できちんと論じて報告してほしいと思います。 住民投票をという声もあるようですが、そもそも、どんな文化センターにするのかも示さずに、市民に判断を仰ぐのは、かなり無理があります。どの程度の規模のもので、どんな設備を備え、完成したとしたら何が改善されるのかが重要です。そのあとで、作るには何が障害になっていて、どうしたら、それを乗り越えられるのかについて考えるのが、適切な順序だと思います。 市長が私腹を肥やしている、箱モノであり市民には恩恵がない、建設費を被災地に寄付すべきであるなどの話に、私は必ずしも賛成できません。なぜなら、まず、市長が私腹を肥やす可能性については資金の透明性を確保すればそうはなりません。次に箱モノになるかどうかはこれからの議論いかんです。そして作るなら今の機会は逃せないからです。 文化センターに限らず、物事をなすには、いいかげんな気持ちではなく真剣にやるべきだと言いたい。将来を見据えて、明るい希望をかかげなければなりません。そこをないがしろにして、あいまいなまま事業を進めると、誰もが満足できない、つまらないものになってしまうでしょう。 みんなの財産を作るのだから、みんなが心をひとつにできる夢の施設でなければいけません。こんなはずではなかった、期待外れだということにはならないようにしてほしいものです。設計段階から市民の多くの疑問や要望に真剣に答え、みんなの夢や期待に沿うものにするか、あきらめるのかという議論を、ぜひお願いしたいと思います。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[古河市の発展] カテゴリの最新記事
|
|