「藤棚」 in 鳥羽水処理環境センター
昨日、城南宮の帰りに寄ってきました。 鳥羽水処理環境センターの「藤棚」。賀茂川と名神高速南インターからほど近いこの京都市上下水道局の施設は城南宮からですと自転車で10分くらい、歩いても20ー30分位で着くのではないでしょうか。幕末に「鳥羽伏見の戦い」の戦端が切られた「小枝橋」現在の小枝橋は近代的な橋になっていますが、144年前の正月3日に思いを馳せてこの橋を渡り、藤棚を目指して走りました。道中ほんの少し道に迷いはしましたが、昨年のようにギリギリの時刻での行動では無かったので、落ち着いて走った結果、3時10分過ぎには広い敷地のセンター内を歩いていました。「せせらぎの小道」この散歩道には下水を処理した水を使って、小川や池を含む庭園が造られ、石橋や灯篭、州浜など本格的な造園技術が駆使され、まずここで驚かされました。そして長さ120mの「藤棚」!!センターの案内スタッフもこの総延長120mを強調していましたので、誇りなのでしょうね、きっと。私は「あー! 三十三間堂の御堂(国宝)と同じ長さなんだー!」と胸の中で感嘆しました。まだ5分咲き過ぎかな?といったところでしたが、花や房の数が圧倒的に多いので見応えは十分。青い空と白い雲が調和して気高く咲いていました。藤原氏のシンボルだけありますね。数は多くとも、やはり品があります。帰りがけも最後に気が付いたのですが、「白い藤」だけの藤棚が一か所有りました。こちらはまだ3分咲き?という状況でしたが、白は白で、自分なりの新発見をした時のちょっとした驚きと、紫の藤には見られない清々しさを感じましたね。公開は明日5月1日(日)の午後4時まで(受付は3時半修了)です。JR京都駅周辺からセンター直通の臨時バスも出ています。