バオバブの花
京都府立植物園でバオバブの花が断続的に咲いています。昨日午前中に温室で初めて拝見しました。園長自らごお案内いただくという贅沢な機会に浴しまして、この時期園長一押しの花だということで、無理をお願いしますした。サンテグジュペリの「星の王子様」にも登場するあの「バオバブの木」。京都府立植物園に生息するのは正確にいいますと「アフリカバオバブ」。「昨日の日中、蕾が膨らんでいたので、昨夜きっと白い花を咲かせているはず。でも午前中には既に萎んでいることでしょう。」でも正午過ぎに温室にお邪魔した時、まだ咲いていました。少し閉じかけていたのかも知れませんが、日本の花では余り見かけない大振りの花弁で多くの雌蕊の間から一本長く伸びた雄蕊が印象的で、アールヌーボーの電灯にでもありそうな、前衛的なフォルムでした。和風に観れば「白い提灯ブルマー」とでもいえましょうか?とにかく今まで観たこともない形の不思議な花でした。チャンスがあれば8月から9月にかけても何日かに一回は咲くようです。昨日正午過ぎに温室にお邪魔した時、園長が「あっ!これはきっと今晩咲くでしょう。あちらの蕾はもうちょっと先かな?」とおっしゃってましたので。夏休みの子供さん連れには「ハエジゴク」という食虫花、「ハエトリ草」が人気だそうです。