知恩院の紅葉
今朝、取材で知恩院を訪問しました。神宮道沿いの崇泰院の築地塀から覗く楓の赤が見事でした。ちょうど築地塀の白さに引き立てられてなお一層際立っていました。三門の下を潜り、御影堂の前まで登りますと、納骨堂の横の楓がこれまた見事。納骨堂の前には池があるのですが、その池の水面がちょうど乳白色でしたので、また色彩の対比を楽しむことができました。最後は黒門からの参道です。実は取材の時は公室に訪問でしたので、この黒門からお邪魔したのですが、この門はお寺の門というよりは城郭の門。また上に至る参道には石垣があり、道が直角に曲がっている箇所もあり、城の郭さながらです。でもこの参道の紅葉も見事でした。また手すりが新しく敷設されていましたので、おそらく法然上人800年大遠忌の準備のために造られたのだと思います。紅葉の美しさと人を思う優しさが身に染みる一日でした。