らぴすと LA PISTE

今日、また南ウィングの人である。

羽田空港で南ウィングを使ったのは、瀬戸内国際芸術祭の仕事を始めた１カ月前、が、初めて。

初めてだっていうことに自分でビックリした。
え！これだけ使ってて、生まれて初めてなんだ～。

私がいかにいままで「北の人」だったかがわかる。。。

札幌から大阪とか福岡に行った時なんかはほら、新千歳空港から直接飛んじゃうし。
羽田空港はそんなわけでいつも、北ウィング。

最近は南というより西への移動ばかり。

今日は高松、明日は岡山と大阪。

最近、大阪が面白い。
ダンスにさまざまなパフォーマンス。
昨年の「水都大阪」も、実施できるか危うかった時期もあったようだが、蓋をあけてみれば連日のワークショップやイベントでかなりアツかったらしい。

大阪。何年か前、仕事やプライベートで行っていた頃は地元の人の声の大きさとか勢いにたじろいでいたのだが、なんでかな、今はちょっと居心地がいい。
気合いを入れなきゃいけない時もある、だらっと力を抜いてもいい時もある、みたいな。

京都と比べると、なおさらそう感じるのかもしれない。

京都はすごい。
行けばいくほど、その頑強な歴史と伝統とセンスと「国の顔」としてのステイタスみたいなものに圧倒される。

参ったか、えいえいえい、田舎者。
…と言われてるような気がする。

えーい、田舎もんで悪いか！
みたいな気分になっちゃう。

大阪は経済調子悪いっていうけど、かえって文化的には「負けてなるか」みたいなパワーが出てるように見える。
なんか、しぶといっていうか、たくましい。

そういうパワーは強い。

サーカスのちょっと違う動きもあるらしい。

私の本を読んでくれた大阪の方から連絡があったのだ。
こんなふうに、あちこちでそちこちで、見えないところで種がまかれ、芽が出る状態がいちばん良い、と私は思ってる。