らぴすと LA PISTE

人間は２０００年も３０００年も、きっと大して変わっていないという確信はある。

そう考えると、２０歳、３０歳の違いなんて小さいのね。
長い歴史からする同い年くらいのもんね。

と、そう考えられる人は案外少ないのはなぜだろう。

同じ時代に生息する悦び。

いま、仲間、同志と思える人がいる悦び。

人との別れは別の人との出会いのはじまり。

プロジェクトの終わりは、違うプロジェクトのはじまり。

不思議と、何かが終わったところを見透かしたかのように、何人ものひとが連絡をくれる。
電話が鳴る。

あー、タナカです。どうもどうも、ご無沙汰しちゃって・・・。

忙しかったんだよね、聞いてるよ。
大変だったねー。

なんて、ホロっとくるね。

さて。
私は今、この「ある意味ピンチ」な状況で、猛烈な幸せを噛みしめている。

負け惜しみではなく、本当に、サーカスを追い求める、フランス語を使い始める。
再び！

この２年半、自分にほぼ禁じていたもの。
自分の我侭として抑えていたもの。

そこから、どばぁーーーー！！！っと解放され、ああ、私はサーカスに突進してよい。

１月の末に行けるかな、フランスに。
そのときは新しい仲間たちを連れて行くんだ。
私の新しいサーカスの環、できるかな？

冬でも案外、たくさんあるんだなぁ。
やることも沢山！
オール・レ・ミュール（フランス国立サーカス大道芸情報センター）に行かなくちゃ。
日本のオール・レ・ミュールを作るんだ。
「日本のオール・レ・ミュール特派員」と名乗ってよい、とは、所長のジャン・ディーニュに３年前に言われてる。
それって、今も有効かな？？

確かめにいこう、そうしよう。

でも今の私はサーカスだけじゃない。
大田楽も、やるんだ。
それは結びつくはず。
へへん、まだ何だかわからないでしょう？

やるんだ。
さ、明日も仲間と会う。
色んなこと、進みますように。

がんばろ。