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この2年半、本当にいろいろなことがあった。
いや、正確にいえば4年か。 新聞社を辞めてからは、4年。 2年半をかけて、一冊の本を出版した。 それも本当に長かったし、本当に出せるのかを何度疑ったかわからない、希望と苦労の末だった。 そして、それとやや重なるようにして、越後妻有の大地の芸術祭。 新潟、越後妻有の地に1年半。 戻ってくる、と言い残して、結局、いまは戻れなくなった、この現実。 愛しい家族よ、と言ってくれる、妻有の仲間。 いつか帰る、気持ちを持っていれば、いつか必ず帰れる、あなたたちと会える。 そう信じて頑張る。 瀬戸内の1年弱。 明石の蛸は荒い波渦に巻かれているため美味いと聞くが、それなら私は一級品の明石の蛸である。 高松の、か。 荒い、荒い。 海賊と、心優しい人々と。 美しい海、島々に、私は本気で惚れ込んでいるのかもしれない。 一度にすべてを手に入れることはできない。 一度にすべてを失うことも、案外ないのだと。 とにかく、2年半ぶりの再出発となった。 春からこれまで、休みもなかったが、脳みそがオーバーヒートで、フランスの「フ」の字も考えられなかった。 よって、フランスの友人たちにはものすごく失礼した。 メールがきても返事ゼロ。 あー、こんなに大切な友人たちを失うのか私は。 彼女、彼たちの友人と、サーカスという友人と。 だが、不意に舞い込んできた、インターバル。 私は実に久々に、サーカスと再会した。 ハグをする。 誰とというわけでもないが。 とにかく、サーカスとハグをする。 強く、強く、 1月にフランスに行く。 新しい友人たちとともに。 ここからまた、何かが始まるだろう、始めたい。 愛する友たちと、サーカスに乾杯。 今日は赤ワインを3杯。 そろそろ、仮初の家に帰ろうか。 ゆっくりと、夢をみたい。 明日は、豊島。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月04日 21時59分00秒
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