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カテゴリ:ワイン購入
最近、ブルゴーニュワインのリストを眺めながらよく考える。大して思い入れのないワインに1万円以上出すのはやめた方がいいと。1万円以上するワインを惰性で買っていると、いざ欲しいと思うワインがたとえば5万円で売りに出ても、現金が足りず、借金するのも億劫で、結局買うことができない。つまり、1万円以上するワインをだらだら買うことは、5万円のワインを買い損ねるチャンスロスにつながる。 目の前に東急百貨店本店の来年1月のワインのオファーリストがあるが、こういう視点でみるとヴォギュエもデュジャックもメオ・カミュゼも、ほとんど買えない。14年は子どもの誕生年だから長期熟成向きのワインを入手したいのだが、軍資金には限度がある。 思い入れのあるワインもないことはない。デュジャックならクロサンドニ(3万2400円)、ヴォギュエならミュジニーVV(9万720円)。しかし、本当にいい値段である。 では、金輪際高いワインを買わないのかといえば、そうではない。新酒で出る時以外、買いにくくなるような希少な長期貯蔵用の銘柄で、なおかつ本当に欲しいと思う銘柄であれば、貯金を崩してでも買う。具体的にはロマネコンティであり、同じDRCのモンラッシェ、シャブリのラヴノーの大半の銘柄。過去に見学させてもらったJFミュニエも、思い入れのある分、長期貯蔵用に買っておきたい作り手に入る。ミュジニー、ボンヌマール、アムルーズを入手できるなら買うだろう(もっとも今はまず入手できないので杞憂もいいところだが)。こうした銘柄が入手できなくなり、お金が余っていたら、ヴォギュエのミュジニーVVやデュジャックのクロサンドニに手を伸ばすと思う。 余計なワインを買わないためのノウハウは、余計な情報を頭に入れないことに尽きる。注目の新規生産者には目配せしない。店に通っているだけでも新しい名前を目にするので、その範囲にとどめている。
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最終更新日
2016.12.23 19:26:20
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