『水の健康学』
標高の高いところに住んでいるため、すでに水が冷たくなってきていて、夕方、泥だらけの子どもの足を水で洗い終わったら、、、私の手も、子どもの足も、ほかほかしてきました。。。不思議ですよね?健康だと、冷たい水で冷やしたあと、体が自分で体温を元に戻そうとするからか、冷やしたところがとても温かくなりますよね。体調が悪い時は、冷たい水で冷やすと、、、風邪を引きます!真冬でも、水で洗い物をしていますが、ここ何年か手が荒れることはありません。肌が健康になってきたからでしょうか?洗剤を使わないからでしょうか?あっ、夫が食器洗いをしてくれていたからかもしれません。。。この冬は、自分で水仕事をすべてやって、冷たい水の方が手が荒れないのかどうか実験して確かめないと。。。ところで、今日は別の話題の予定でしたが、読み終わったばかりの本をまとめないといけないので、そのことに便乗して、今回は、私がどのようにノートを取るか、というのを公開することにします!眠いので、ざっとメモをとるだけになりそうですが。。。私の大好きな、藤田紘一郎先生。みなさんも、これらの本について、どこかで聞いたことがありませんか?。最初の妊娠中に参加した藤田先生のセミナーでは、きれい好きな母に育てられた私には、目から鱗の話ばかり。。。最前列で、必死にノートを取っていたら、後で、個人的にお話をすることができて、ラッキーでした♪いつか、除菌・抗菌の危険についても話をしたいのですが、、、今日は、藤田先生が書いた、水に関する本について。。。水の話を書くときに、この本のことを知りませんでした。。。2004年7月に発行されているのに、、、不覚でした!しかし、読んでまず思ったこと、、、歯切れが悪い。。。いつものような、軽快なテンポで書かれていません。それは、専門分野外の水について、浄水器協会から頼まれて執筆することになったからなのでしょう。では、気になる点だけ、メモ代わりに列挙します。1.「からだにいい水」は、「カルシウムを多く含み、弱アルカリ性の水」世界の長寿の村で飲まれている飲料水を分析した結果だそうです。しかし、小さい頃から飲みなれているなら問題なくても、軟水に慣れている日本人が、からだにいいからと、硬度の高い水を沢山飲んだら、、、おなかを壊しますよね。「からだにいい」には注釈をつけないと、危ないと思いました。2.「雪解け水」の若返り作用雪解け水には、プランクトンの増殖を促したり、植物の種子の発芽を早めたり、鳥のヒナの成長を早めたり、農作物の収穫率を増加させたり、牛の乳量を増やす報告があるそうです。温度が低くなると6個の水分子の結合した六員環構造が増えることに関係?雪解け水には炭酸ガスと酸素が溶け込んでいる。「変若水(おちみず)の信仰」「若水(わかみず)の信仰」・・・欲張ったおばあさんが赤子に。。3.体重の20%の水分を失うと死亡。「人間は何もしなくても1日に1.5Lの水分を失う、、、体重70kg、、、9日間で生命が危険」1日に何もしないで失う水分は、年齢や体重には関係しないのだろうか?4.大人では体重の60%、新生児では、体重の80%が水。男女では違いがあるのだろうか?老いるに従い、水の含有量はどのぐらい減っていくのか?5.脱水時に、真水はNO.脱水すると、血液濃度が濃くなり、浸透圧が高まる→真水を飲むと、摂取した水分によって血液の浸透圧が下がる→細胞の内外の浸透圧に差が生じ、細胞の機能が障害される危険→一定以上の真水を飲めないように防御本能がはたらく。電解質の水を飲むことで回復できる、、、夏の紫蘇ジュースや梅シロップジュースが汗をかいたときに飲むと良いのはそのせい?*動物の中で汗で体温調整できるのは、サルと人間だけ。*体温上昇→皮膚の血管の拡張→消化器官の血流量が減る*発汗に使われる水分・・・筋肉から40%、皮膚から30% 脳・肝臓などの重要臓器からは水分はほとんど出て行かない。4.「いい汗・悪い汗」体を動かすと交感神経が働く→ノルアドレナリンの分泌→心地よいという感覚→汗はいったんエクリン腺近くの毛細血管から越しだされ、細胞の周りの汚れが一緒に排泄→発汗後に水分を補給すると血液の水分が増えて、細胞と毛細血管の間を何回も洗うことになり、新陳代謝が高まる・・・いい汗精神性発汗・・・手のひら、足の裏、わきの下、額、鼻の頭などの局所的発汗 →アポクリン腺(汗腺)・・・前頭葉の命令で発汗する5.1Lの汗に食塩は1%海の食塩濃度と同じ?6.尿は汚い?アフリカの若者は尿で髪を赤く脱色、アメリカ先住民は、うがい薬に使用、日本でも昔は石鹸代わりに使用。腎臓で成人なら1日に約190Lの水をろ過。7.鼻水空気を湿潤する役割があり、1日に1Lの鼻水を飲み込んでいることになる。殺菌作用のある化学物質が入っていて、細菌やごみが肺まで行かないようにする役目。8.氷氷点下の乾燥した場所では、水の状態を経ずに、直接、水蒸気になる。9.NMR(核磁気共鳴)装置で、水分子のクラスターを測定。え?水のクラスターは測定できないのでは???おいしい水はクラスターが大きいという結果。低温→クラスターは温度に反比例するので、低温だと大きくなる。中空糸膜や電気分解式の浄水器より、活性炭だけの浄水器を通した方が、水分子は小さくなる。水道水を沸かしたり、蒸留するとクラスターはちいさくなる。おいしくて健康に良いといわれるミネラルウォーターのクラスターは大きい。汚れた水のクラスターは小さい。10.蒸留水に淡水魚を入れると死んでしまう。人間でも、絶食状態で、蒸留水を1.8L飲むと死亡する。一度沸かした湯冷ましには、溶存酸素がない、ミネラルも減る。高純度のハングリーウォーターはいろいろなものを溶解しやすくなる→洗剤代わり・半導体産業→人体には有害11.無殺菌の生水「仙人秘水」仙人秘水 1リットル×12本[産直岩手県]日本で唯一、厚生労働省から、無殺菌のボトリングを許可されている。12.海洋深層水淡水化する過程で、ミネラルは奪われてしまい、表層水と変わらない。購入するなら、マグネシウム濃度の高い(特徴)海洋深層水を。13.活性水天然の岩石を通すことで活性可能・・・麦飯石(多孔性・吸着力・ミネラル溶出・水の溶存酸素量を増やす) 麦飯石に水を通すと腐りにくくなる。 野菜などの生長を促す。メカニズムは解明されていない。14.疲れた酸性の体液にはアルカリイオン水。15.日本の水道水の塩素注入量は世界一?WHOやアメリカでは、水道中の一般細菌数には規制がない。日本では1ml中100以下。大腸菌群については、日本では検出されないこと、、、WHOでは、100mlサンプル中5%以下、アメリカでは、月間サンプル中5%以下。だから、外国の水道水は飲むなというのかしら?アンモニア態窒素を除去するには、その11倍の量の塩素が必要。アメリカ式急速濾過法採用と源水汚染のため、トリハロメタンが増加。トリハロメタンには流産の危険あり。浄化過程で発生する有機塩素化合物はすべて解明されているわけではない。オゾン殺菌を併用した高度浄水処理施設ならば、トリハロメタン減。現在の浄水処理場には、硝酸態窒素を除去する能力はない。アオコが産生するミクロシスティンLRという毒性物質は、青酸カリよりも強く、家畜や肝臓の悪い人の死亡例あり、、浄水場で除去不能。日本の水道水は酸化還元電位の高い水(原因は塩素)→体内酵素や降参か物質の働きを低下させ、体内に発ガンを促進する活性酸素をより多く発生させる塩素で殺せない寄生虫(クリプトポリジウム等)が増加している→下痢(免疫力が落ちていると?)→中空糸膜の浄水装置を導入の自治体もある。16.2001年の朝日新聞社の世論調査30代前半の女性の90%が水道水をそのままでは飲まない。浄水器を使っているのは29%。(都市部では45%)ミネラルウォーターを購入しているのは、都市部だと、54%。疑問に思った点は、後からネットや本を使って調べ、それでもわからず、ほうっておきたくない時は、直接研究室に問い合わせることもあります。昔はノートにメモを取っていましたが、最近はすべてパソコンで。書いていたときの方が、視覚的効果が高かったような気がします。。。