ワナビから貴方へ　独り言の吐き溜め

『マッスルメモリー』というものがあります。

これは一度鍛えた筋肉は、衰えたとしても

またトレーニングをすれば、最初より短い期間で取り戻せる、というものです。

しかし、肥満についてもそれはあるという話。

一般的に割と言われていることですが

具体的な研究がスウェーデンで行われました。

http://www.nutritionandmetabolism.com/content/7/1/68

概要

 平均26歳、18人の被験者に4週間、運動を控えて(一日5000歩以下)、7割増加という高カロリーの食事をしてもらいました。

結果
・4週間後、体重の増加は平均して6.4kg。
体組成をDXA法という方法で測定したところ、脂肪と筋肉の両方が増加

・そこから半年後、被験者たちの体重は-4.7kgとかなり元の体重に戻る

・しかし更に半年後、つまり実験直後から1年後、
1年後には、平均1.5kg体重が増加、しかも除脂肪体重は変化がなく、ほぼ全て脂肪による増加だった

・2年半後、更に体重は増加し、実験前のベースライン体重と比較して3.1kgも増加していた

ちなみに対照群は2年半で変化は殆どなし

考察

この実験から、言えること

・運動を伴わない、単なる食事の増加であっても一応筋肉も増加する
しかし食事を戻すとすぐに失われてしまう 
そして、一度戻ったあとでも、脂肪は増えやすいので脂肪だけがついていってしまう

これは言ってみれば運動なしの減量と同じような感じですね

今回から言えることは2つ 

１，増やすにせよ、減らすにせよ運動は必須。
運動なしではどちらにしても脂肪だけが増える結果となる

２，たとえ運動しつつ筋肉を増やすにしても限度がある
一時的にでも脂肪を増やしすぎると、減量も大変になるし
そして次に増量するときに脂肪の増加割合が増えてしまう、ということが考えられます

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