脱ハイヒールが始まった!
ある企業での防災避難の勉強会で、地震発生後にどのくらいの人が負傷したのか?を確認してみました。すると、女性が圧倒的に多かったです。少数いた男性の負傷は、地震後の避難、救済活動の際に、不注意で軽傷を負った程度。では、女性は?というと、「足」の負傷が多かったです。ちなみに、女性の参加者42名中、足を怪我した人が28名もいました。(重軽傷合わせて)その理由は、、、なんと「ハイヒール」でした(汗)。避難する際に、ハイヒールのまま走って怪我をしてしまったケースがほとんどでした。転倒して怪我した人もいれば、ハイヒールで捻挫して、ひどい人は靭帯損傷まで。擦り傷、膝の打撲…。そして、大怪我ではないけど、帰宅困難者で、10-20kmも徒歩で帰る際に、ハイヒールが痛くて…足の指の爪が剥がれた…とか(汗)。そんなことがあったせいで、よく見れば、研修会場にいた女性スタッフのほとんどがハイヒールを履いてませんでした。もうコリゴリだ、と。今後もまだまだ余震が続くので、当分は、ローヒールで通勤、あるいは勤務する…ということです。それまでは、女性は女性らしく?と称して、ハイヒールを勧める風潮があった職場です。そのハイヒールで多くの人が怪我をしてしまったため、「そもそも何でハイヒールを履かなければならなかったのか?」と大いに反省したようです。…こんな話を知人に伝えたら、とある有名ホテルでもフロントスタッフやコンシェエルジェが服務規程でハイヒールで勤務していたところ、やはり、この震災時に全く役に立たなかったので、ローヒールに見直し中、とのことです。避難する際に、逆にお客さんに助けられたスタッフもいたほどだったようで、そうなると本末転倒だったと大反省。何しろ、見た目重視から、やはりサービス重視にシフトしなければ…ということでしょうか。考えて見れば、ファッションショーのモデルとかコンパニオンは別としても、(見せるだけの人たち)接客サービスのスタッフでハイヒールは、「綺麗に見せる」こと以外のメリットはないでしょう。何より「足に悪い=体に悪い」し、動きは鈍くなるし…。非常時にはお荷物な存在になるだけだし…。今後は様々な所で、「脱ハイヒール」が進みそうです。中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)