おっさんの戯言

今回のドラフトでオリックスが指名した選手は、育成枠を含めて以下の１０人。
※各選手のコメントはチームスカウト評。

＜1巡目＞ 安達　了一　(23歳)　内野手・右投 右打
榛名高等学校－上武大学－東芝
スケール感のある遊撃手でリストが強くパワフルなスイングで長打の打てる
右打者として期待できる。守備力、走力も高いがまだまだ伸びしろを感じさせる
ポテンシャルの高さが魅力。一年目からレギュラー争いに加わる力があり、
近い将来はチームの中軸を担う打者として期待できる選手。

＜2巡目＞ 縞田　拓弥　(24歳)　内野手・右投 右打
東福岡高等学校－日本大学－ＪＲ東日本
守備の要となる遊撃手としての判断能力、堅実なグラブ捌き、正確なスローイングは、
プロでも即戦力として計算できるアマチュア界屈指の内野手。高い身体能力を
生かした守備力と、シュアな打撃で貴重な内野手となりうる逸材。
派手さよりも確実性の打撃は、リストの強さで3試合連続本塁打も記録している。

＜3巡目＞ 佐藤　達也　(25歳)　投手・右投 右打
埼玉県立大宮武蔵野高等学校－東海大学北海道キャンパス－Honda
小柄ながら躍動感あふれるフォームから、140ｋｍ後半のストレートと変化球は
質が高い。社会人では、チーム事情により抑えを努めるが先発もこなせる馬力は
十分持ち合わせている。1年目から一軍枠を争う右腕として期待している。

＜4巡目＞ 海田　智行　(24歳)　投手 ・左投 左打
賀茂高等学校－駒沢大学－日本生命
カットボールを武器に多彩な変化球のコンビネーションで両サイドへ投げ分けるなど、
好不調の波が少なく、粘り強い投球が身上の本格派左腕。
1年目から左の一軍枠を争う好投手。

＜5巡目＞ 庄司　龍二　(24歳)　捕手・右投 右打
箕島高等学校－大阪体育大学－ジェイプロジェクト
肩の強さがあり捕球からスローイングまで1秒8前後と安定しておりキャッチング・
インサイドワークに定評がある選手。高い身体能力を持ち合わせており、
パンチ力のある打撃も含めて正捕手の座を狙える選手。

＜6巡目＞ 堤　裕貴　(18歳)　内野手・右投 左打
佐賀龍谷高等学校
広角に打ち分ける好打者。そつのない動きで守備範囲が広くセンスあふれる好素材。
野球に取り組む姿勢も良くファイトマンである。パンチ力がつけば、
レギュラー争いに名乗りをあげる。

＜7巡目＞ 小島　脩平　(24歳)　内野手・右投 左打
桐生第一高等学校－東洋大学－住友金属鹿島
東洋大時代に主将を務めたリーダーシップと、大舞台を経験してきた守備力は
一軍レベル。社会人１年目から定置を確保し昨年の都市対抗では若獅子賞を受賞。
俊足を生かした野球センスと、勝負強さを兼ね備えた走攻守3拍子揃った
社会人屈指の内野手。

＜8巡目＞ 川端　崇義　(26歳)　外野手 ・右投 右打
東海大相模高等学校－国際武道大学－ＪＲ東日本
高校、大学、社会人と名を残してきた打撃センスは対応能力抜群。パンチ力のある
勝負強い打撃と、広角に打ち分ける中距離ヒッターとして期待がかかる。
走力、シュアな打撃が魅力で、１年目からレギュラー争いの一角となりうる逸材。

＜育成選手1巡目＞ 稲倉　大輝　(18歳)　外野手 ・右投 右打
熊本国府高等学校
パンチ力が大いに魅力を感じる打者。肩は並で脚力は少し苦しい面もあるが、
打撃を生かした勝負根性は将来十分楽しみな好素材。

＜育成選手2巡目＞ 柿原　翔樹　(18歳)　内野手 ・右投 右打
鎮西高等学校
多少荒削りな面を持っているが、スイングが鋭くパンチ力を持った内野手。
投手経験もあり、地肩が強く守備面の強化で将来有望な好素材。

育成枠の２名は別として、残る８名のうち、７名が社会人と即戦力重視でした。
まあ、岡田さんらしいといえば、岡田さんらしいです。
１巡目のクジを外したのも岡田さんらしかったですが。

ポジション別の内訳は、投手２名、捕手１名、内野手４名、外野手１名。
内野手が目立ちます。４人のポジションはショートが３人、セカンドが１人。
う～ん。どうなんですかねえ。確かに二遊間の控えは少ないのですが。
不足がちな右打者を多く取れたのはよかったと思います。
誰か外野にコンバートはあるかもしれません。
個人的には左投手をもう１枚欲しかったような。

あと、今年のドラフトの主役は日本ハム。
ソフトボール選手の指名にもビックリしましたが、なんといっても１位指名。
よくぞ指名してくれました。

モチロン本人は公言していませんが、「某球団以外だったらプロにはいかない」との
雰囲気をマスコミを使って作り上げ、単独指名にこぎつける。
今年も単独指名であれば、３年連続になるところでした。

本人と某チームにはそれでいいのでしょうが、大半の人はいいと思っていないハズ。
日本ハムの１巡目指名選手の発表時や、抽選時の日本ハム球団社長への
拍手と歓声の大きさがなによりそれを物語っていると思います。

引き当てても拒否される可能性が高いので、戦力の薄いウチには真似できませんが。

いずれにせよ、今回のドラフトが成功だったのかどうかはこれから。

１０名に期待します。