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カテゴリ:小説 ミステリ
この本、一年以上前に購入して、最初だけ読んで、なんか読めなくて、放置していた。たぶん疲れていて読めなかったんだと思う。
私にとっては初、伊坂幸太郎作品。今改めて読んでみて… 久しぶりに「この人天才!」と思った。 5つの視点から事件、人生が描かれていて、最初はエピソードがバラバラなんだけど、終末に近づいてすべてが収束していく、という群像劇。作者は映画ファンらしく、面白い映画みたいな作品だった。随所に、映画や小説の影響が感じられる。 犯罪を扱う小説にも、愛や倫理があっていい。ディテイルに魅力がないとストーリーがよくてもつまらないけど、魅力たっぷり。「ミステリ界の村上春樹」と言ったら言い過ぎかな。 同作者の「アヒルと鴨のコインロッカー」は、映画で見た。期待以上に面白い作品だった。 基本的に、愛が溢れているし、瑛太がサイコーによかった。原作も読んでみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月26日 06時41分59秒
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