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カテゴリ:小説 ミステリ
かけら
作者:新津きよみ ちょっとサスペンス。 主人公は3人の38歳の女性。 涼子は雑誌で主婦の読者モデルとして活躍し、紀子は主婦業にいそしみ、理恵はキャリアウーマンとして邁進。接点はまったくない3人だが、共通点はただひとつ。むかし、同じアイドルの「おっかけ」をしていた。 涼子のもとには過去の彼女の写真が送られてきたり、お店で無断で写真を撮られたりする。 紀子はデパートのイケメン店員にはまり、買い物しまくって消費者金融へ。 理恵の友人の同時通訳者のしおりはある日突然謎の失踪をする。 昔のアイドルだった男は今は探偵。理恵はしおりを探すべく、その探偵事務所を訪れる。 3人とも表面的には幸せな生活を送っていそうだけれど、過去に捨てたい思い出があったり、実家との葛藤があったり。買い物しまくるというのも、何か満たされないものがあってのこと。 女性のちょっとした不満や不安を拡大してサスペンス仕立てにした感じだった。 読み物としてはちょっと物足りない気もするけれど、読んでるときは楽しかったので、2時間ドラマを見るようなつもりで読むといいかもしれません。 私は二時間ドラマ見ないけれども…マッチの「岡部警部第4弾!」というのを新聞欄で見て、マッチが頑張ってると思うとホッとするぐらいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月20日 08時20分37秒
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