|
カテゴリ:小説 泣ける・・・
作者:本多孝好 家族小説…といっても、かなりゆがんだ家族を描いた短編集。 どれも、最後には救いがあってよかった。 表題作の『at Home』が特によかった。 空き巣のお父さん、詐欺師のお母さんと子どもたちが逆にピンチを迎える話。 みんなワルだけれども、互いを大切に思う心があるところがユニーク。 もう少し話を肉付けして長編にしてほしかったなー。そしたら映画化してもかなり面白いかも。 他3編は…妻(母)の浮気を疑う夫と娘を描く『日曜日のヤドカリ』 借金棒引きの代わりにブラジル人女性と偽装結婚に巻き込まれる『リバイバル』。 妹の結婚生活をめぐるトラブルをきっかけに、断絶した父と息子が出会う「共犯者たち」…。 決して「ほのぼの」とはしていないし、「普通の平和な家族」を描いてもいない。 でも、家族が「絶対的な味方」であること、それが心の基盤になっていることを思い出させてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年12月02日 12時35分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[小説 泣ける・・・] カテゴリの最新記事
|