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【送料無料】国語が子どもをダメにする [ 福嶋隆史 ] 面白く、勉強になった本。 オビの文章は… 「国語力とは論理的思考力である。しかし、学校では感性の授業ばかり。一方、進学塾の模試やセンター試験は読解偏重、難解複雑信仰、長文速読主義で弊害が多い――カリスマ教師が、国語教育の大罪を内部から検証し、脚光を浴びる「ふくしま式」メソッドを伝授。革命的な国語教育論。」 この本に述べられている現代の国語教育の問題点は… ・小学校で国語をまともに教えていない。 ・内容重視で、形式の訓練をしていない。 ・読書感想文の書き方を教えない。 ・入試国語がひどい。 などなど。 そして、改善案は ・同等関係・対比関係・因果関係を整理する力をつけよう ・国語テストを一新しよう ということ。 センター試験に問題があるという意見には大賛成である。 私も、センター試験は国語力を試すものではないと思ってきた。 実力がそこそこあると思われる子が、センターで国語だけ撃沈したのを 何度も見た。 センターの現代文は、ある方法をつかめれば解けるようになるけれど、 その「方法」を身につけることが国語力を高めるとも思えない。 漢字の書き取りと、文章の要約だけで、基礎力は判定できるのになあと思ってきた。 問題自体がひどい場合もあるし… この本の筆者の意見にはおおむね賛成した。 ただ、私は子どもたちの「語彙力の無さ」も問題点だと思うので、その点も書いて 欲しかった。 国語、とくに現代文は、教える人によって面白さと有用性が随分と違う教科だと思う。 ひどい先生は、生徒に教科書を読ませ、 教師用トラのまきに書いてあるような要約を黒板に書くだけ。 そんな教師が実際多いのでは? 現代文とか小論文とかを教えるのは、勉強すればするほど面白い仕事だと思う。 仕事全般に言えることかもしれませんが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年08月25日 12時55分42秒
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