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【楽天ブックスならいつでも送料無料】女のいない男たち [ 村上春樹 ] 村上春樹9年ぶりの短編小説集だとか。 二時間足らずで読了。面白かった。 最近の村上作品はどうも…このブログでも取り上げたが「多崎つくる」がイマイチだっただけに、 どうかなーと思って読んだけれど… よかった。 『女のいない男たち』という題名だが、すべて、女性に去られた男性の話だ。 男性と女性の間にある深-い溝、女性の理解しがたさ… 設定も筋もいろいろだが、共通するテーマはそんなところ。 『ドライブ・マイ・カー』と『イエスタディ』が特に好きかな~ 男の純情。泣ける。 『イエスタディ』では、ビートルズの著作権代理人から「訳詩」にクレームが来て、 単行本ではかなり削除されたそうだ。 インターネットで、もとの「イエスタディ」の訳詩を見てみたが… とても面白いし、原詩からはかけ離れている。クレームつけなくていいじゃん! と思った。 その他、雑誌掲載時に載せた実際の地名が、その後住民からのクレームで変更になったということも まえがきにあった。新聞のニュースでは知っていたけれど。 この短編集には長めの「まえがき」があるが、この二点のエクスキューズのために 珍しくまえがきがあるのだと思う。 その他、創作事情をいろいろ述べている。こういうのは村上春樹には似合わない。 いらん! と思った。 話は変わるが、最近朝日新聞で夏目漱石の『こころ』が連載されているけれど、 毎日ワクワクするほど、面白い。高校生、大学生の頃に読んだ時より、 なんてエンターテイメント性の強い小説なのだろう、と感じる。 歳とってよかった、かな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年05月02日 22時46分45秒
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