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牧内直哉≧仁楽斎の「フリートークは人生の切り売り」

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2009年06月05日
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カテゴリ:映画
何が残念って、この映画を上映最終日に観たということ。
もっと早く観て、ここに感想を書きたかったえんぴつ
つまり、素晴らしかったのですきらきら


『グラン・トリノ』
(4/25~6/5:シアター大都会)
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

クリント・イーストウッド演じるウォルトは偏屈な老人で、
人に敬意を払わず、心も開かず、人種差別的発言も多いけれど、
最初の葬儀のシーンは、孫たちの態度に僕も不快になったし、
お茶目なところもあるし、見方によってはかわいいおじいちゃんですよ。
でも確かに、息子家族がああなのは、ウォルト自身にも責任があり…。

自分の正義感の中に偏向してるんですね。
もちろん、そうなるだけの体験をしてきているのですが…。

そんなウォルトが隣に住むアジア系(モン族)家族の娘スーと知り合い、
弟のタオと接していく中で変化していきます。
タオとのふれあいが軸になってはいますが、きっかけを作ったのはスーです。
彼女は芯がしっかりしているし、優しさもあるし、頭がいいし、
ウォルトでなくても話していて楽しいと感じるだろうなぁ。

決して軽い話ではないが、序盤はコミカルなシーンも多くて楽しいですようっしっし

タオは最初はだらしのない少年でした。
自分の意思が希薄で、気になる女性をデートに誘えないだけならまだしも、
将来の展望も希望も何も無く、周りから言われたことをやっているだけ。
ウォルトから「トロ助」と呼ばれても仕方がありません。
僕の身近にも、一人、似たような人物がいますが…。

そんなタオもウォルトとのふれあいの中で変化していきます。
2人はいつの間にか、師弟のような父子のような親友のような関係に。

もう1人、ウォルトに大きな影響を与えるのが神父のヤノビッチ。
彼はウォルトから「マニュアル通りの若造神父」と馬鹿にされますが…。

人は人と人との関わりの中で、互いに変化・成長していくのですね。
そのためには、相手のことを尊重し、心を開いていくのは大事なことです。
実は僕もちょっと苦手なんですけどね雫

具体的には書きませんが、いくつかの厳しい現実も描かれています。
そんな中、許しがたい悲しい事件が起きます。大事な仲間が傷つけられた。
さぁ、ウォルトは一体どうするのか?

僕は最初、西部劇みたいな終わり方になるのかな…と思っていました。
しかし、時代は変わっていたんですね。衝撃的でした。
悪人とはいえ相手を殺して、自分がヒーローになる…などという考え方は、
例え映画の中でも、現代社会には通用しないのですよNG

それを『ダーティ・ハリー』や西部劇で主役を演じ続けた
イーストウッドが主演・監督をした映画で観せてくれたのが面白かった。
今までのアメリカ映画では少なかった、半端じゃない格好良さでした。

もちろん、僕たちには真似は出来ず、
また、今の段階では真似をしてはいけない格好良さだったんですけどね。





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最終更新日  2009年06月05日 15時41分29秒
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