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※FMとやま『シネマの細道』 2009/6/10放送分紹介作品(2)
『剱岳 点の記』 (6/13~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡) 公式サイト:http://www.tsurugidake.jp/ いよいよ公開です。富山県では全国より1週早く公開されます。 今年の富山の映画界の中心はこの作品といっても過言ではありません。 もちろん、全国で話題になって欲しいことは言うまでもありません。 これまでに書いてきた日記をリンクさせておきます。 2008年7月25日:映画『剱岳 点の記』クランクアップ撮影 http://plaza.rakuten.co.jp/makiuchinaoya/diary/200807250000/ 2009年1月29日:映画『剱岳 点の記』キャンペーン http://plaza.rakuten.co.jp/makiuchinaoya/diary/200901290000/ この映画のポイントは幾つもあります。 まず、美しい立山の自然。 CGではないということは、撮影中に神が降りてきたということです。 しかし、それはまた死を感じさせる厳しさとも隣り合わせの美しさです。 それを、キャストもスタッフも山に登って撮影しました。 命がけで剱岳登頂に挑んだ柴崎芳太郎測量隊の物語を、 木村大作監督撮影隊も命がけで映画にしたのです。 僕が一番のポイントだと思っている点はここです。 これがアメリカの大作映画だったら、 剣岳のシーンは「青い(最近は緑かな?)山」の中で撮影されていたでしょう。 それも人間の素晴らしい英知なので、頭から否定はしませんが…。 映画からも伝わりますが、大自然の中にいる人間はとても小さい。 でも、小さい身体の中に無限の可能性を秘めているのも人間なんですね。 まさに木村大作監督はそういう方でした。 この人にならついていこうと思わせる大きさがありました。 一方、柴崎芳太郎さんもタイプは違いますが理想的なリーダーです。 常に物腰優しく、周りにも気を配り、リーダーとして決断もしました。 この映画が今の時代に描かれるには、それなりの意味があるのです。 柴崎さんに山を案内したのは、大山村(当時)の宇治長次郎さん。 謙虚、勤勉、我慢強さなど、富山の県民性の良い所を凝縮したような人です。 とはいうものの、全ての富山県人がこうではないところもポイントです。 その他、見どころがたくさんあります。 全ての富山県民はもちろん、かつては県民だったいう方にも、 是非とも映画館でご覧いただきたいです。 ただ、敢えて申し上げますが、 例え剱岳が富山県の山でなかったとしても、この映画は素晴らしいのです。 今の我々が忘れかけているけど、本当に忘れた訳ではない、 人の心の良い部分を呼び覚ましてくれるという意味でも名作だと思います。 ですから、富山県と全く縁がないという方も是非是非ご覧下さい。 そんな方がどれだけこのブログを覗いて下さってるのか分かりませんが… ちなみに、全国公開は6/20(土)からです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月11日 19時02分38秒
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