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『白夜行』
(1/29~:TOHOシネマズファボーレ富山、TOHOシネマズ高岡) 公式サイト:http://byakuyako.gaga.ne.jp/ 昭和55年のある日、密室となった廃ビルで質屋の主人が死体で発見された。 決定的な証拠はなかったが、被疑者死亡で一応解決。 しかし、担当刑事の笹垣には別の真実があるように思えてならない。 気になるのは容疑者の娘・雪穂と被害者の息子・亮司だった。 時は流れ、美しく成長した雪穂と暗い影を残したままの亮司。 そして、面識がないはずの二人の周辺で不可解な事件が続発する…。 サスペンスの予告編は難しいですねぇ。 とても興味をそそられる予告編だし、実際、本編も面白かったのですが。 そういう真実なら、予告編に不要な部分もあったような気がするし、 でも、それがあったから興味をそそられたような気もするし…。 まぁ、この件に関しては、これ以上具体的に書くのはやめておきます ただ、僕は本編を観る前の情報は予告編がメインなものですから…。 堀北真希ちゃんが悪女を演じているということで話題になってますね。 彼女が演じる雪穂は確かに悪女です。悪い女というより、悪魔のような女です。 堀北真希ちゃんが悪魔なら呪われても良いかな…という次元を超えた怖さでした。 が、雪穂がそうなってしまったのには…。 その経緯自体が怖いです。この真実は衝撃の一言。 ただ、この作品は雪穂と亮司の心の奥を敢えてはっきりとは描ききりませんでした。 そこが良いんです。僕は好きです。いろいろ分からない方が面白いです。 そして、怖さの余韻が残りました。 サスペンス&ミステリーの部分の面白さ&衝撃もありましたが、 社会的弱者や人間の心の弱さや辛さを感じるシーンが多々あり、それも印象的でした。 笹垣は若い妻をもらっているが…、雪穂の家は…、雪穂の友達になった江利子は…、 亮司と付き合うことになった年上の女性・典子は…、いろいろ悲しいです。 堀北真希ちゃんはかわいいのですが、 それよりも、ブスメイクはしていたけれど江利子役の緑友利恵さんや、 多少老けた感じでも典子役の粟田麗さんの方が魅力的に思えたのは、 つまりは役の内面も含めてそう感じていたということなのでしょうか。 ちなみに、堀北真希ちゃんのヌードは洒落みたいなもんで、 亮司に抱かれている典子の方が官能的で良かったです。 超売れっ子の高良健吾さんはダルビッシュ風のイケメンですよねぇ。 昭和55年から平成10年までを描いていて、 昭和のシーンなどでは全体的な色を銀色トーンに落としているのですが、 平成に入ってカラーが濃くなっても、何となく銀色のイメージが残っていました。 あくまでも僕の中のイメージです。つまりは、そんな風に感じる作品だったということ。 にしても、東野圭吾さん原作の映画やドラマって何本あるんだろう…? どれもこれも面白いというところが、何だかんだで一番怖いですね。 ちなみに、去年観たドラマでは『新参者』が一番好きでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月29日 02時20分55秒
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