福州 - 日中関係
中国福建省福州市の話題も最後になりますが、ちょうど帰国してから尖閣諸島に絡んだ反日デモが内陸部で起こりはじめました。拘束された船長が福州の人ということで、滞在中若干気になっていましたが、福州の街は反日のかけらもなく、というより、そうした思想的風景を見ることがなく、さまざま国の製品が共存し、国産の電動スクーターが駆け回り、携帯電話ショップに多くのひとが訪れ、といった、おそらくいつもと変わらない日常が存在していました。漁船衝突のビデオ流出は日本の現政権に対する内部告発なのかもしれません。政府は悪いことは悪いとはっきりした態度で外交をすればいいのではないでしょうか。中国も日本も、商取引ではお互い貴重な存在なので、政府間の問題は政府間で解決し、民間には持ち込まないでほしいものです。文化や言葉は違えど、同じ人間なのですから、分かり合えるはずです。