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テーマ:電気・電力会社(68)
カテゴリ:考察
今日の北海道新聞夕刊15面に、原発についての記事がありました。
福島原発では「沸騰水型」と呼ばれる方式がとられています。これは、原子炉内で水を沸騰させ発電用のタービンを回すものです。 これに対して「加圧水型」では高い圧力をかけた1次冷却水を循環させ、タービンをまわす2次冷却水に熱を渡すものです。 で、今回、福井大の研究チームが「全電源喪失」の事態になった場合、加圧水型ではどうなるか実験をおこないました。 燃料棒の代わりにヒーターを入れ、実験を始めると、すぐには1次冷却水は沸騰しなかったものの、2次冷却水が蒸発したとたんに1次冷却水も蒸発を始め、2時間半燃料が露出、5時間で炉心溶融・いわゆるメルトダウンが生じる、といった結果が得られました。 今回は模擬実験なので、このことが直ちに本物の原発にあてはまるかは今後の検証になるのでしょうが、私的には加圧水型はまだ耐久性があると思ってましたが、結果は同じなんですね・・・ ちなみに泊原発をはじめ、約半分の原発は加圧水型です。 私は漸進的に原発から代替エネルギーに変換がベターな選択とは思っていますが、地震国での原発の運用にはかなり無理がかかるのかしら? 今日もこれだけ。 それではまた・・・ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/09/22 05:30:48 PM
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