青函航路異状なし！

「陸上信号所より発光信号！　貴艦隊ノ武運ト作戦ノ成功ヲ祈る」
　それを聞いた伊藤が言った。
「艦長、自由に返信していいよ」
「有り難うございます……信号所に返信。我、祖国ト同胞ノ再興ヲ信ズ。サラバ。以上だ」
（征途１　P241　より）

　この時、第二艦隊を編成していた艦艇は、
　司令長官：伊藤静一中将
戦艦　　武蔵（旗艦）
　第五戦隊
重巡　　利根
　　　　鳥海
　第二水雷戦隊
軽巡　　矢矧
駆逐艦　冬月、涼月、雪風、磯風、浜風、朝潮、霞、初霜、響、春月
──の、合計一四隻であった。この時未だドック内にあった大和を除けば、帝国海軍に残存する大型戦闘艦全てを結集した艦隊である。
（征途２　P171　より）

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征途　愛蔵版【電子書籍】[ 佐藤大輔 ]​



　……と、一九四五年七月二四日に沖縄を目指して徳山を出港した第二艦隊には〈利根〉と〈鳥海〉が所属していました。

　彼女たちは〈武蔵〉とともに米第五四任務部隊と交戦、〈武蔵〉は戦艦四隻撃沈、三隻大破の戦果と引き換えに戦没、〈鳥海〉は戦艦〈ニュージャージー〉に魚雷を命中させた後に戦没、〈利根〉は沖縄沖海戦から生還する……という結果となります。

　そんな情景を想像しながら製作したのが、今回の〈利根〉と、以前製作した〈鳥海〉です。



　前置きが長くなりましたが、まぁ見ていってください。

























　色合いを調整し、米軍カラー写真風にしました。



　モノクロでも一回。

























　もっと粒子感を強調すれば、当時の日本が写す写真っぽくなるかもしれません。



　とりあえず、昨日撮影したのは以上です。



　機会を作って〈武蔵〉や第二水雷戦隊の面々も揃えたくなります。



　さて、次はなにを製作しようか……



【近況報告】

　今日はこの後ワクチン接種しに行ってきます。

　副反応がどんなものか、あんまり出なければ楽なんスけれどね。



　それではまた……




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