散文詩
「ぼくはぼくに出会えたのか」
ぼくは、ぼくのことを知っている
けれど、それは一体いつから始まったのか
この身体が生まれた時から?
もし、そうなら ぼくは
この身体と共に滅びるのか?
今、ぼくをぼくだと認識出来る このぼくが消えて無くなるのか?
もし、そうなら心は脳という物質が作り出した産物ということになる
誰が何と言ったってぼくはそんなこと認めない
愛する家族を、優しい仲間たちを忘れるはずがない!
アーカイブ星にだって住め無くなるじゃない!
だから、心は脳にあるんじゃなくて
胸の中に熱く息づいているんだ
この身体が生きているうちは一緒に生きて
身体が滅びた後はアーカイブ星で暮らす
いのちって、心ってそういうものだとぼくは定義付ける
またいつか、別の身体に出会えるまで
母となる人と出会うまで
透明に生きてゆきます
透明に生きて行けるから
ぼくの心は
ぼくと再び出会った時
ぼくのことをぼくだと分かるんだ
きっとそうに違いない!
みんなのことも きっと思い出します!
だから、この身体も大切な
この世に二つとない
大切なぼくの友だち
ぼくは 、ぼくに出会えた