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カテゴリ:ライトノベル
[設定/世界観]★★★★☆ [文章/表現力]★★★☆☆ [総合/超主観]★★★★☆ 品揃えが微妙なMF文庫の新刊です。著者は電撃文庫「第61魔法分隊」なんかのヒトで、未読ながら「ヘンな設定の地味な良作」って感じのイメージをなんとなく抱いてました。(^^; 設定に惹かれて購入した本作、読んでみたら・・・結構いいカモ。(^-^ 舞台はとある大災害により魔術を喪失、無数の小国家に分裂してしまった日本、ネタはカバラです。主人公の立木ヒロは、無自覚ながらも王となり得る「王冠(ケテル)」持ち。ヒロはトラブルに巻き込まれてたまたま協力関係となった「魔術師」にそそのかされ、幼なじみの「騎士」と共に独自の魔術システムたる「王国(マルクート)」を形成します。襲いくる敵は「煙立つ鏡」テスカトリポカの鏡像達!そして遂に、眠れるカドゥケウスの杖が・・・。 文章も流石にしっかりしてて読み易いし、ちょっと脱力系入ったキャラもいい感じです。また、かつて主人公を「新しい月」と呼んだ少女やら最強アイテムの杖やらの謎も残され、続きが楽しみなシリーズです。 ちなみにカバラはややこしくてあまり知らないんですが・・・セフィロトとパスくらいは勉強しといた方が良いカナ?f(^_^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月09日 22時47分22秒
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