カテゴリ:シネマ/ドラマ
NHK大河ドラマ「功名が辻」もいよいよ大詰め。
振り返ってみれば、けっこうジェットコースタームービー的展開で、一年間本当に楽しかった。 お名残惜しゅうござりまする。 ここ数年の大河は力作が目白押しで、本当に充実していた。 見ている方としては、若干息切れを感じるほどであった。 幸い来年は、久しぶりにつまんなそうなので、やっと一息吐けるかな~、などと思っている今日この頃なのでありんす。 武田信玄・上杉謙信はどうも暗いし、“上洛”も出来ないし、悲劇的な終わり方が予想され、なんとなくあんまり食指が動かない。・・・Gacktのファンは垂涎だろうけどさ。 のの雪さんがブログふわゆららいふで、1年間毎週月曜日に律儀・実直・正直・廉潔に続けてこられた大河ドラマ評と、それに大量にくっ付いてる関連トラックバックも楽しかったざんす。本当にありがとう&ご苦労様です。 僕ごときが屋上屋を付け加えることもない気にさせられまするが、それにしてもなるほど、まだ一山ハードルがあったとは、お釈迦様でも気が付かなかった。 関ヶ原で土佐20万石を拝領して、“めでたしめでたし、一豊さまと千代さまは末永く幸せに暮らしましたとさ”、で終わるのかと思ってたら、そうは問屋が卸さなかった。 本当に死屍累々の戦国時代だね。 「斬られりゃ痛えぞ。」(黒澤明「用心棒」のセリフ) こうした犠牲の上に歴史が成り立っている、・・・とは月並みな感想ではあるけどね。 どうも不吉な予告編だったね。 六平太は何を噛み潰したんだろう? もしや、例のいわく因縁付きの弾丸だろうか? 昔“弾丸を噛め”というタイトルの西部劇があったが、噛むとどうなるんだろう? 一豊ももう若くないが、六平太も同様だ。設定から見ると、だいたい同年輩なのだろうか。 どうやら六平太は、山内家(と、密かに愛してやまない千代)の弥栄(いやさか)のために、おのれの一身を犠牲にし、政(まつりごと)における悪役さえも引き受ける腹を固めたことが濃厚に匂ってきた。 忍びの者の美学だな~。カッコイイぞえ。 どうも彼は死ぬらしいという恐怖情報が乱れ飛んでいる。 われわれ視聴者は、その純粋にして至誠なる生き方と最期を見届け申し上げまするよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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