カテゴリ:詩
河島英昭氏の現代語訳の著作権侵犯(無断引用)はやっぱり多少ヤバいと思うので、ジュゼッペ・ウンガレッティの詩のご紹介はこれでおしまいにするが、とにかくどれもこれもすみずみまですばらしいことは、僕が思うだけではなく、世界の目利きの定評である。
詩 親愛なる エットレ・セッラよ 詩とは この世界であり人類愛だ そして自分の命だ 言葉から咲き出たものだ 錯乱の酵母から 浮かび上がった驚異だ 沈黙の奥に 一つの言葉を 見つけたとき それは命のなかから抉り出した 一つの深淵だ 1916年、ログヴィッツァ (河島英昭訳) 註 大きく出た、大胆不敵なタイトル「詩」は、後に「休暇」に改題された。・・・さすがの大詩人も照れたか。 エットレ・セッラ:第一次世界大戦当時イタリア陸軍中尉で、詩人の戦友。詩人の最初の理解者となり、1916年12月、デビュー詩集「埋もれた港」を自ら編集し出版させた。 ・・・陸軍士官までもが詩を解するとは、なるほどイタリア人って、戦争弱いわけだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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