カテゴリ:お店ウォッチング
わが栃木・宇都宮の街は、文献で確認できるだけでも奈良時代からという古い歴史があるのだが、そのわりにはお城も地味だが街並みも本当に地味な街で、ほかの地域の人にアピールするようなものはほとんどないと言わざるをえないのが正直なところである。 同じ関東でも、例えば埼玉の川越市などは、町全体が江戸時代というか小京都そのもので、魅力にあふれているのを見ると歯がゆいばかりだ。 宇都宮に限らず、栃木県全体が、圧倒的な「存在感のなさ」で日本で1・2を争っていることは、各種統計でもはっきり示されている。 福田知事、佐藤市長も揃ってなかなかのイケメンで、けっこう頑張っているのだが、なかなか宮崎県のようにはいかない。 まあ、ほかならぬ県民性が、地味というか、実直一辺倒だからねえ。 そのくせ、突発的な凶悪事件がけっこう多かったりして、“東の岸和田”といった感じもあるとささやかれている。 中途半端に、東京に近からず遠からずの位置関係も災いしているのだろう。 ・・・なんか妙にグチっぽくなりそうなので、前置きはこのぐらいにしておく。 そんな中で、せめて「宇都宮餃子」が全国区の知名度を誇っていることは、地元住民として慶賀に堪えない。 なんか最近、静岡の浜松が、あやふやな統計調査をもとに「餃子日本一」を誇称して、当地・宇都宮に宣戦布告したとかなんとか伝えられているが、まったく猪口才というか、井の中の蛙というか、片腹痛いというか、チャンチャラおかしいというか、笑うべきことである。 ・・・伝え聞くところによると、中身は豚肉とキャベツだけだそうな。 私は、特に餃子ファンというわけではないし、さほどグルメ嗜好すらない者であるが、これは完全に邪道だと断定できる。 宇都宮餃子の牙城に挑むには、100年早いと言うべきだろう。 さて、これが「宇都宮みんみん」宮島町本店である。 本支店10店舗のうち(ご覧の通り)最も薄汚いが、味は最もいい。 支店の味は微妙に(あるいは、かなり)落ちると、妻と意見の一致を見ているところである。 宇都宮餃子とは、煎じ詰めれば、この「みんみん」の餃子のことであると言っても過言ではないであろう。 中身の餡はもちろん、皮までおいしい、・・・というか、むしろ皮こそが美味いと言うべきかも知れない。 昭和33年創業。 宇都宮市馬場通り4-2-3 (宇都宮パルコ前T字路を北へ30m、最初の交差点を右折(東へ)すぐ。) 営業時間 11:30~6:00頃(売り切れ次第閉店) 定休日:火曜日(臨時休業あり、要注意。ホームページでご確認下さい。) 焼餃子、水餃子、揚餃子、いずれも一人前¥220- ライス ¥100- この驚異的な安価で、宇都宮餃子の名を天下に轟かせたのだから、ただものでないこと、推して知るべしである。 その他、詳しくは宇都宮みんみんホームページへどうぞ。 Click here. ただ、この写真は朝に写したので閑散としているが、営業時間中は常に行列が出来ており、早くて20分、長ければ1時間待ちは覚悟しなければならない。 また、本店はかなり年季が入っており、油っこくて薄汚いので、いい洋服は着ていかない方がいいざんすよ 。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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