カテゴリ:古今憧憬
小野小町(おののこまち)
秋の夜も名のみなりけり逢ふといへばことぞともなく明けぬるものを 古今和歌集 635 「秋の夜長」というのも、言葉だけのことでしたわ。 恋しい人と逢う時には、本当にあっけなく明けてしまうんですもの。 註 名のみなりけり:名目、名分だけだった。評判倒れだった。 逢ふといへば:逢う場合には。逢う時は。 ことぞともなく:「ぞ・・・なく」は係り結び。「こともなく」(あっけなく、淡々と)を強調した言い回し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月21日 14時14分32秒
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