カテゴリ:芭蕉俳諧
松尾芭蕉(まつお・ばしょう)
月清し遊行の持てる砂の上 奥の細道 月の光が清々(すがすが)しい。 遊行上人が自ら運んだという 御社(みやしろ)の砂の上に照りわたって。 註 北陸道総鎮守・越前の国(現・福井県)一之宮・気比(けひ)の明神(気比神宮)。地元・敦賀周辺では「けえさん」と呼ばれて親しまれているという。 遊行(ゆぎょう):遊行宗(時宗)の開祖である一遍上人(いっぺんしょうにん)の弟子で二世遊行の他阿上人(真教)。泥でぬかるむ気比明神の境内に土石を運び、参詣の人の煩(わずら)いを救ったという。以後、この故事は慣例化し、「遊行上人御砂持(おすなもち)神事」として今に伝わる。 ■この句に関わるユーチューブ動画「書道」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.28 12:11:17
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