カテゴリ:子規玩味
正岡子規(まさおか・しき)
真砂なす数なき星の其の中に吾に向ひて光る星あり たらちねの母がなりたる母星の子を思ふ光吾を照せり 明治33年(1900)作 遺稿歌集「竹の里歌」(明治37年・1904) 註 真砂なす数なき星:浜の真砂のさまをなすような数限りない星。無数の星々。 母星(ははぼし):今の概念でいう「母星(ぼせい、地球)」ではないだろう。寡聞にして知らなかったのでいろいろ検索してみたところ、こちらのブログなどによれば、金星(ヴィーナス)のことなのか? ・・・しかし、よく読むとそうでもないような。 あくまで子規の心に宿った観念であって、特定の有名な星ではないのかも知れない。 結局未詳、五里霧中。調査を続行する。 子規の歌には、こういった暗号文みたいな摩訶不思議な表現がけっこう多いように思う。そこがまた魅力なのかも知れない、とは漱石枕流(負け惜しみ)か ![]() ![]() 子規歌集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.18 11:27:06
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