カテゴリ:今日のつぶやき
チリ大地震に伴う昨日の津波騒動に対して、政府当局・地方自治体やマスメディアなどは、最高レベルの厳戒態勢を布いたようだった。
やや大仰かな?とも見えた対処は、結果として大山鳴動鼠一匹の感もあったが、犠牲者が出てからでは遅いし、やはり大事を取るに如(し)くはないから、あのぐらいでまあ妥当だったのだろう。 昨日の専門家の解説によると、太平洋の海底地形はまだ十分にトレースされておらず、現状では津波がどのような挙動をするのか正確な予測は困難なのだという。 僕らは、50年前のチリ大地震での、東北地方・太平洋岸に甚大な被害をもたらした津波の“恐怖伝説”を繰り返し聞かされて育ってきた。 地球の裏側で起こった地震の余波が、広大な太平洋を越えて押し寄せてくるという、子供には不可思議でさえある事実が怖さを増幅し、強く記憶に残った。 “TSUNAMI”という単語が、光栄にも公式な国際語として通用する事実も、日本人の津波に対する防災意識の高さと関係があるのだろうと思われる。 テレビ画面では、楽しみにしているNHK大河ドラマ「龍馬伝」の最中も、右下にあの目障りな津波警報ピッコピッコ画像が出っぱなしだったが、これはまあ仕方がなかろう。 自然災害は必ず起こる。天災は忘れた頃にやってくる。 今回の当局・マスメディアの「津波シフト」は、遠からず再び起こるといわれている“関東大震災”などへ向けた有意義なシミュレーションになったことは疑いない。 僕ら一般市民も、自然災害に関して、以(も)ってさらなる自戒を期したいところである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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