カテゴリ:近代短歌の沃野
あけましておめでとうございます 皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます 本年もよろしくお願い申し上げます 佐佐木信綱(ささき・のぶつな) 春ここに生るる朝の日をうけて 山河草木みな光あり 歌集「山と水と」(昭和27年・1952) 註 「生(あ)るる」の読みは、作者の孫である歌人の佐佐木幸綱氏が確認している。上古語動詞「生(あ)る」の連体形。 「生(あ)る」は、「生まれる」の意味だが、「生まれる」が「生む」の受身形であるのと違い、能動的・自発的であり、また神秘的・超越的な存在が出来(しゅったい)するニュアンスがある。現代でも、短歌表現では比較的普通に使われる。 語源的には「あり(在、有)」と関係があるかも知れない。 したがって、韻律上「朝」は「あした」と読むと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年01月03日 04時57分33秒
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