カテゴリ:古今憧憬
小野小町(おののこまち)
今はとてわが身時雨にふりぬれば 言の葉さへにうつろひにけり 古今和歌集 782 今はもう 時雨が降ってわが身も古びてしまったので 木の葉が萎れるように あの方の言葉も変わってしまったのだなあ。 註 なんとも救いがない、やるせない歌であるが、ここまで寂しいと、いっそすがすがしいかも(?) 「(時雨が)降る」と「(わが身が)古(ふ)る」が掛けてあるとともに、「時雨」が「涙」の縁語。 また、「(葉が)うつろふ」(しおれる)と「(言の葉が)うつろふ」(変化する)が掛けてある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年12月04日 14時47分45秒
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