カテゴリ:現代短歌の曠野
小池光(こいけ・ひかる)
無理心中未然連用かにかくに終始連帯家庭命令 歌集「日々の思い出」(昭和63年・1988) 註 巨匠のウィットの凄さに圧倒される問題作にして秀歌。 動詞・助動詞などの活用形「未然、連用、終止、連体、命令」や「仮定法」などの文法用語に掛けて、一家心中の悲惨な“連帯”を嘆く。 女性の自立や家父長制の衰微、DV防止法の定着などもあってか、近年では無理心中のような事件は減っているような気もする(統計的にはどうなのか知らないが)。これはいいことである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月15日 15時56分13秒
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