カテゴリ:シチュエーション・アナリシス
![]() ミケランジェロ・ブオナローティ 最後の審判 ■ 解散はいつ? 衆議院解散総選挙の情報 【nintonton NAVERまとめ】 ■ 自民、22日までの解散迫る 3課題処理で協力 【読売新聞 6日付朝刊】 自民党は、野田首相が衆院解散の判断条件としている特例公債法案の成立など三つの課題について、今国会での処理に協力する「太陽路線」を進め、今月22日までの解散を実現したい考えだ。 自民党は〈1〉赤字国債発行に必要な特例公債法案の成立〈2〉「1票の格差」是正を含む衆院選挙制度改革〈3〉民主、自民、公明の3党合意に基づく社会保障制度改革国民会議の設置――の3課題に協力する構えだ。ただ、今国会中に3課題を処理したうえで、年内に衆院選を実施するには、日程がかなり窮屈な状況にある。 自民党は、次期衆院選の投開票を遅くとも12月16日(12月4日公示)としたい考えだ。2013年度予算編成への影響を最小限に抑える狙いがある。 過去の衆院選を見ると、1983年12月18日に衆院選の投開票を行った中曽根内閣では、予算編成が翌年1月に持ち越され、予算を3月末までに成立させられなかった。90年1月24日に衆院を解散した海部内閣では、予算成立が6月まで大幅にずれ込んだ。 ■ 首相公邸、最後の晩餐? 連日議員ら招き会食 【読売新聞 10日付朝刊】 野田首相が連日のように、首相公邸に政府関係者や民主党議員を招き、会食を重ねている。9日は昼食を参院の各委員長、夕食を各府省副大臣とともにした。 民主党に離党者の歯止めが掛からず、政権基盤が不安定化する中、政府・与党内の一体感を少しでも高めようとする狙いがあるとみられる。 首相は出席者とツーショット写真の撮影に応じたり、夕食時には自ら酒をついで回ったりと、和やかなムードの演出に努めている。 年内の衆院解散が現実味を帯びる中、出席者からは「まさに思い出づくり。“最後の晩餐”かもしれない」との声も出ている。 ![]() レオナルド・ダ・ヴィンチ 最後の晩餐 ■ 解散巡り政権内の綱引き激化も 【NHKニュース 10日放送】 衆議院の解散を巡って、野田総理大臣が年内も視野に具体的な時期を探っているなかで、政府内からは年内解散を支持する声が出ている一方、民主党内では解散の先送りを求める意見も根強く、今後、政権内で綱引きが激しくなることも予想されます。 野田総理大臣は、衆議院の解散時期を判断する政策課題の1つに掲げている赤字国債発行法案について、自民党が協力する姿勢を打ち出し今の国会で成立する公算が高まっていることなどを踏まえ、年内も視野に解散の具体的な時期を探っています。 こうしたなか、前原国家戦略担当大臣や玄葉外務大臣は、「野田総理大臣は自分の約束を守る人だ」などとして、野田総理大臣が「近いうちに国民に信を問う」とした自らの言葉に沿って、環境が整えば年内の解散に踏み切るという見方を示すなど、政府内からは、年内解散を支持する声が出ています。 また、自民党も、年内の解散・総選挙の実現に向けて、今月22日までの解散を求めており、赤字国債発行法案の成立に加え、野田総理大臣が解散時期を判断する政策課題に掲げている衆議院の選挙制度改革のうち、1票の格差是正を図るため、小選挙区を5つ減らす0増5減には協力するとしています。 これに対し、民主党内では、「野田総理大臣が年内解散を模索するのなら、総辞職を迫るべきだ」などと、解散の先送りを求める意見も根強くあります。 こうした状況を踏まえ民主党執行部からも、「内閣と党の支持率が低迷しているうえ、選挙態勢も整っていない」などとして、年内解散を回避すべきだという意見や、衆議院の定数削減を実現しないまま解散すべきではないという意見も出ており、輿石幹事長は9日、党のベテラン議員に対し、「年内の解散にはならない」と伝えました。 このように衆議院の解散時期を巡り、野田政権内で綱引きが激しくなることも予想されます。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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