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うたのおけいこ 短歌の領分

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2013.01.09
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 保守系タブロイド紙「夕刊フジ」が新春早々、今年の政局最大の焦点である7月の参院選について大胆な予測記事を載せている。
 安倍自公内閣は、衆院選の圧勝に続き、非改選組を合わせて参院の過半数を確保し、政権基盤を磐石のものとできるのか。
 安倍政権のデフレ脱却・景気浮揚・雇用創出などでの成果や、第三極などの野党間での選挙協力の帰趨など、不確定要素がきわめて多い現時点での予測の確度や信憑性はともかくとしても、非常に興味深い、一読に値する記事と思う。
 一つだけ、私が肌で感じている感覚としてかなり確かだと思っているのは、国民の大多数は民主党政権の3年3ヵ月に対して完全に嫌気がさし、「嘘つき・しろうと政治はもうこりごり、金輪際、真っ平御免だ」と感じているということである。
 明治維新最大の功労者は、最後の将軍・徳川第15代慶喜公にほかならないという見方もあるように、民主党内の反対を押し切って「大政奉還」を成し遂げた野田前首相の決断は国家・国民のための英断だったと評価するに、私は吝(やぶさ)かではない。
 民主党の中でも右派の野田(前原、岡田)グループ一派は、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」式に、今後の政界に弱いながらも一定の影響力を残すことには成功したと見られる。
 その一方で、第三極からも三くだり半を突きつけられ、場合によっては小沢グループとの復縁という「藁にも」すがろうとしている海江田執行部とその取り巻き連中には、言っては悪いが、明日はないというのが大方の見方だろう。
 今夏の参院選で自民党が過半数を制すれば安倍政権は安泰となるが、結果によっては自民党と日本維新の会との合従連衡も視野に入ってくる。この辺が台風の目となる可能性もある。



■ 参院選、議席予測 自公非改選合わせ「128」で過半数超
「選挙後に民主消滅も」
 【夕刊フジ 7日付】

 安倍晋三首相による「危機突破内閣」は本格始動したが、自民党は参院(242議席)では、公明党や与党系無所属を合わせても過半数(122)に達していない。衆参ねじれを解消して安定政権を築くには、今年夏の参院選で勝利することが至上命題だ。一方、石原慎太郎代表、橋下徹代表代行率いる「日本維新の会(維新)」は、参院選で躍進できるのか。夕刊フジでは獨協大の白鳥令名誉教授の協力を得て、一足早く参院選の議席予測を行った。現時点では、自民、公明両党で128議席を占める結果となった。 

 「われわれへの期待は大きい。だからこそ、期待を少しでも裏切れば参院選で勝利を得ることはできない。『まずは経済を再生せよ』との国民の声に結果で応えなければならない。薄氷を踏む思いで緊張感を持って頑張っていきたい」
 安倍首相は7日午前、東京・永田町の自民党本部での仕事始めの会合で、こうあいさつした。

 そのためにも、安倍政権は参院選までは保守色の強い政策は封印し、「金融政策」と「財政政策」「成長戦略」という3本の矢でデフレ脱却に取り組み、景気回復にまい進する。高市早苗政調会長ら女性役員を起用するなど、自民党のイメージアップにも余念がない。

 安倍首相が警戒するのは、「衆院選で大勝した政党は、次の参院選で惨敗する」というジンクスがあるため。2005年衆院選で圧勝した自民党は、安倍首相の下で臨んだ07年参院選で、小沢一郎代表の民主党に敗れ、衆参ねじれとなった。「安倍首相はこれを境に国力が衰退したことを強く後悔している。リベンジに燃えている」(自民党関係者)という。

 一方、野党陣営では、維新の橋下氏が「参院選は次の大きな戦。しっかり準備する」と語るなど、昨年末から動き出している。橋下氏の参院選出馬も念頭に置き、次期通常国会に、首長と参院議員の兼職を可能にする地方自治法の改正案を提出し、渡辺喜美代表率いる「みんなの党(みんな)」とは選挙協力を見据えて合同政治塾も設立する方針。海江田万里代表の民主党も、両党との連携を模索している。

 注目の参院選はどうなりそうか。

 参院選は定数の半分の121議席を選挙区73、比例区48で争う。選挙区は都道府県ごとに分かれ、定数ごとに1人区が31、2人区が10、3人区が3、4人区が2、5人区が1ある。参院で自民、公明与党の非改選組は58。過半数に到達するには64議席が必要で、ハードルは極めて高い。

 白鳥氏と夕刊フジが行った現時点での議席予測は別表の通り。「野党の選挙協力が進まない」という条件で分析すると、自民党は選挙区46議席、比例区12議席で58議席、公明党は11議席を獲得。今年4月の参院山口補選の1議席と非改選組を合わせて128議席となり、過半数を制する。

 白鳥氏は「昨年12月の衆院選では、民主党と維新、みんな、日本未来の党(未来)の第3極が競合し、自民党が漁夫の利をさらった。これが続けば、自民党は31ある1人区で岩手と沖縄を除く29で勝利する可能性が高い。2~4人区で1、5人区の東京で2を取れる。政権奪還で業界団体も戻っており、比例区も手堅い。補選は安倍首相の初陣なうえ、おひざ元の保守王国山口。自民党は絶対に落とせない」と話した。

 これに対し、野党陣営はどうか。
 白鳥氏はまず、民主党について、選挙区11議席、比例区6議席と分析。「民主党がダメだというのは国民の間で定着している。選挙区では1ケタもあり得るし、比例区も伸びない。離党者が続出して、選挙後には民主党は消滅するだろう」と、厳しい見方だ。

 維新については、選挙区7議席、比例区9議席の16議席。白鳥氏は「本拠地の大阪や、比例区ではそれなりに取るが、暴走老人の石原氏と組んだことで、政党のイメージが崩れた」という。

 しかし、前述のように野党陣営には選挙協力の動きがある。先の衆院選比例票で維新は1226万票、みんな524万票を獲得し、合計で自民党(1662万票)を上回った。橋下氏が参院選出馬を決断すれば、比例票が爆発的に増える可能性がある。

 白鳥氏は「維新中心の野党陣営が参院選で勝利するには、みんなや民主党との選挙協力が絶対条件。1人区で候補者を一本化して、8選挙区をひっくり返せば、自公与党を過半数割れに追い込める可能性が高い。ただ、石原氏が代表ならば連携できない可能性もある。橋下氏ら旧大阪維新の会は、石原氏ら旧太陽の党を切るか、主導権を取り戻すべきだ」と語った。

 こうした、第3極再結集のキーマンとして、白鳥氏は未来を分党して「生活の党」を立ち上げた小沢氏を挙げた。

 「1人区は人口の少ない東北に多いので、東北を地盤とする小沢氏を排除した形での連携ではあまり意味がない。小沢氏は、脱原発や反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、反消費税増税など、地方向けの政策を唱えて参院選への布石を打っている」

 かつての威光に陰りが見える小沢氏だが、再び、安倍首相の前に立ちはだかるのか。
[夕刊フジ 公式ウェブサイト「zakzak」 7日配信]



■ 参院選で自公政権の過半数は至難
自民VS維新の二大政党に (政治評論家・有馬晴海氏)

【夕刊フジ 8日付】

 政権誕生前から市場が反応し、大きな期待を受けている安倍内閣だが、猶予期間はあまりない。今夏の参院選で衆参のねじれを解消し、国会運営がスムーズにできる体制づくりが必要だ。それには景気対策の目に見える成果が急がれる。

 だが、たとえどんなに参院選で大勝したとしても、単独での過半数は難しい。参議院は3年ごとに半数の改選だ。122の過半数を獲得するには非改選が49議席しかないから73議席が必要となるが、これはほとんど不可能な数字だ。今回圧勝した衆院選での得票を参院選に当てはめても獲得議席は62。連立を組む公明党となら127議席になるが、あくまでも今回の衆院選並みの得票率があったらの話である。

 2大政党の一翼を担う民主党は再び政権奪還に向かいたいところだが、そんな余裕はない。年末の代表選で海江田万里代表を支持したのが小沢一郎氏に近い輿石東前幹事長。対抗馬の馬淵澄夫氏を推した旧執行部の野田、前原グループ。また党が二分された形なのだ。海江田氏と輿石氏のタッグで小沢氏の生活の党を民主党に引き戻すことが取りざたされるが、さすがにそれはないだろう。

 その小沢氏は、衆院選の直前に嘉田由紀子氏を党首にして日本未来の党で衆院選を戦った直後に分裂した。国民もあきれたのではないか。政党交付金目的の分党があるのではと予想はしていたが、あまりのあっさりさで、開いた口がふさがらない。参院選では議席が取れないとみるが、年間約8億円の政党交付金を得るために、党の存続にこだわるだろう。

 今回の衆院選で第3極の位置を占めた日本維新の会は、衆院の議席数は54で民主党の57に及ばなかったものの、ゼロからのスタートと大激減では勢いが違う。参院選の獲得議席は逆転するだろう。

 自民党との連携がささやかれるが、党内には「石原慎太郎代表が自ら党を出ていってほしい」と口にする議員が多い。大阪市の橋下徹市長がトップに立つ体制なら、みんなの党と連携し、民主党からこぼれた議員を受け入れ、衆議院での第2党を模索できる。衆院選がホップで、参院選をステップ、そして次の衆院選で橋下氏も出馬してのジャンプで、民主党に代わり自民対維新の2大政党制を望んでいるのだ。

 15年の歳月でようやく民主党が自民の対立軸に成長したように思えたが、参院選で日本政治の体制がまた変わるかもしれない。(政治評論家・有馬晴海)
[夕刊フジ 公式ウェブサイト「zakzak」 8日配信]





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Last updated  2013.01.13 11:51:46
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くまんパパ@ 短歌では、ありですね(^^) 七詩さん、そうですね、同感です。 私も…
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