カテゴリ:古今憧憬
伊勢(いせ)
春ごとに流るる川を花と見て 折られぬ水に袖やぬれなむ 古今和歌集 43 春が来るたびに 流れる川に映る梅を 本物の花と見て(手折ろうとしては) 折れない水で袖が濡れてしまうでしょうか。 註 伊勢らしい、一種のコケティッシュさを感じさせる綺想の歌。 「水」「袖が濡れる」は「涙」「泣く」の縁語だが、この歌の場合はあまり関係ないかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月21日 10時26分09秒
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