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式子内親王(しきし・ないしんのう) 秋こそあれ人はたづねぬ松の戸を いくへもとぢよ蔦のもみぢ葉 新勅撰和歌集 345 秋だからであろう/私に飽きたからであろう 人は訪ねない/その人はもう来ない 寂びれた松の戸を/私が待つ家の戸を せめて鮮やかに幾重にも閉じよ。 蔦のもみじ葉よ。 註 侘しく寂しい心境と光景を詠いながら、言葉の両義性を駆使したきわめて技巧的な一首。 * 蔦紅葉(つたもみじ) ツタ 紅葉 ウィキメディア・コモンズ パブリック・ドメイン *画像クリックで拡大。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月02日 10時36分18秒
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