カテゴリ:古今憧憬
在原業平(ありわらのなりひら) 桜花散り交ひ曇れ 老いらくの来むといふなる道まがふがに 古今和歌集 349 桜花よ、空も曇るまで散り乱れよ。 老いの神がやって来るという道が紛れてしまうほどに。 註 老いらく:動詞「老ゆ」の連体形「老ゆる」に、「もの、こと、ところ」などを漠然と示す形式名詞「あく」が付いて約まったもの。老いるということ。転じて、老いという摂理、またそれを支配する神などを意味する。cf.) 同様の造語構造の語に「曰(いは)く」「のたまはく」「語らく」などがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.04.03 17:39:20
コメント(0) | コメントを書く
[古今憧憬] カテゴリの最新記事
|
|