カテゴリ:万葉恋々
大伴家持(おおとものやかもち)
春の野に霞たなびきうら悲しこの夕かげに鶯鳴くも 万葉集 4290 春の野原に霞がたなびいていて、何となく泣きそうになる。 この夕暮れの光の中に、鶯も恋の歌を歌っているんだなあ。 註 鶯:後世、我々が「ホーホケキョ(法華経)」と聴いているあの鳴き声を、仏教伝来以前の古代人は「ウークピツ」と聴いていた可能性があり、それが語源であるとも思われる(筆者くまんパパ説)。 奈良時代以前、ハ行はパ、ピ、プ、ペ、ポであり、サ行はツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォだった。「笹の葉」は「ツァツァノパ」であり、「すずめ」は「ツツメ」、「ひよこ」は「ピヨコ」だった。いずれもオノマトペ(擬音語)であると解される。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月11日 04時00分38秒
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