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カテゴリ:ヒヨドリ飼育日記
2008年8月2日
晴れた夏の日の夕方、庭の木の上の方から鳥の鳴き声が聞こえてきました。 葉の影になって良く判りませんが、巣があり、ヒナが居るようです。 たまたまカメラを持っていたので珍しさもありパチリ。 ![]() 後で判ったのですが、三羽いますね。 そんなことも忘れて夕食をとっている時、向かいのガレージの上に鳥がいることに 気づきました。眠っているようにも見え、じっとうずくまって動きません。 やがて、その鳥は手前に降りてきました。 上手く飛べないようです。 様子を見に近付いてみると、それはヒナ鳥でした。 手を出すと口を開け、ピーピーと餌を欲しがる仕草をします。 逃げる気配もありません。 ![]() 近所では野良猫をよく見掛けるため、このままでは確実に餌食になります。 辺りも薄暗くなってきました。 とても迷いました。 しかし、このまま放っておくことが出来ず、一旦保護することにします。 ハムスター用のケージに新聞紙を敷き、ヒナ鳥を入れます。 この騒動の間、もう一羽が巣のある木から向かいの藪の中に降りて行くのが見えました。 すぐに探しに行きましたが、身を隠しているのか見つけられません。巣は空っぽになって いました。 さて、保護したヒナの餌が判りません。近所の鳥好きの人に聞いたら、虫を食べる口の 形をしているのでミルワームがいいのでは、と言われ店が閉まる前に買いに行きました。 (ミルワームとは餌用の生きた幼虫で、ペットショップには大体置いてあります。) その夜ネットで調べると、ヒヨドリのヒナであること、雑食であること、ヒナは巣立ち後 2ヶ月程親鳥が世話をすること、そして野鳥の保護・飼育は条例で禁じられていることが 判りました。 そう言えば、巣が有る木で鳩と野鳥(この時はヒナの親鳥とは判りませんでした)が 喧嘩をしていた事を思い出し、親鳥がどこかに行ってしまっている間にヒナが巣立ちを したのだと判りました。 保護したヒナの姿を見ているととても野性で生きて行けるようには見えません。 親鳥が居ない今、野生に放したところで生きていけないでしょう。 条例もありますが、独り立ち出来るようになるまでヒナを育てることに決めました。 こうして、ヒヨドリのヒナとの生活が始まりました。 <不定期更新> ※個人での野鳥の保護・飼育は条例で禁止されています。本ブログは、野鳥の保護・飼育 を推奨するものではありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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