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Q 抽象的な面、線の組み合わせによって構成しようとした建物は?
A G.T.リートフェルトによるシュレーダー邸です。 オランダの近代運動のグループ、デ・スティル(雑誌名でもある)が抽象絵画で実現した面、線による構成ですが、重力のかかる建築では面を直方体から完全に分離するのが困難でした。シュレーダー邸でも輪郭の周辺で面のエッジを出し、色分けすることでなんとか実現していますが、レンガ、木、鉄を使ったあいまいな構造で無理につくられた感があります。椅子やテーブルなどの方が、軽い分、抽象的構成がしやすかったものと思われます。 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 ゼロからはじめる「構造力学」演習が重版決定しました!2刷り目です。構造力学の計算練習の本なので、重版はないなと思っていたけど、うれしい重版の連絡でした。1級、2級建築士の問題からピックアップした問題なので、お役に立つかと思います。ご支持いただき、ありがとうございます。 ゼロからはじめる「RC造建築」入門、ゼロからはじめる建築の「設備」教室の重版が決まりました!ともに11刷りです。 シリーズ15冊目 新刊の出版! RCをマスターしたい人に! 400頁をイラストで充填!台湾から翻訳依頼が来ました ゼロからはじめる「RC造施工」入門 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.17 15:48:23
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