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ファンズワース邸の階段はどうやって支えてる?
Q ファンズワース邸の約3.6m幅の階段はどうやって支えている? A 鋼板とフラットバーで支えています。 3.6m幅の踏板は50mm厚のトラバーチンとし、10mm厚の鋼板で裏側を押え、それに12mm厚の鋼板をT形断面に溶接して支えています。桁は25mm×100mmのぶ厚いフラットバー(平鋼)を1.7m間隔に3枚渡しています。階段の桁は強度の面からチャンネル(溝形鋼)がよく使われますが、ミースはシャープさを強調するために、フラットバーを使っています。水平スラブの端部は100mm×380mmのチャンネル(溝形鋼)で納め、屋根面、床面、テラス面を380mm厚の水平面に統一して見せています。水平スラブを面として浮かして見せる構成は、階段の踏板を浮かすところでも同様としています。(フィート、インチをmmに換算しているので、文中の数字の前には約が付きます。) ![]() ・トラバーチンは石灰石の一種で、縞状の細孔、平行な縞模様を持つ堆積岩です。石灰石が変質して結晶化した大理石に似ていますが、大理石の方が硬質で光沢があります。雨の多い日本ではトラバーチン、大理石ともに外では使えません。 参考文献 『ディテールNo1ミース・ファン・デル・ローエ ファンズワース邸』A.D.A.EDITA Tokyo、1976 ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁すべてにイラスト!ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 ![]() 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 1級建築士受験スーパー記憶術新訂第2版が発売! JASS5の改定やその他の修正、語呂や説明文、歴史事項の追加、読者から要望の多い英略語リスト、索引の追加などを行い、約30頁増量で発売されました! ![]() 旧版の修正などは下の動画やHPを参照してください。 JASS5改定(2022年末)による1級建築士受験スーパー記憶術の修正 JASS5改定(2022年末)による2級建築士受験スーパー記憶術の修正 ![]() ![]() ![]() 法規スーパー修正部分 1級、その他の修正部分 p112上 開口周比が0.4%、0.4が混在→0.4に統一、%を取る。 p136最上段 構材規格記号→鋼材規格記号 p198上 CB1=・・→QB1=・・、CB2=・・→QB2=・・、CB3=・・→QB3=・・。 p206最下行 X、Y方向で壁率比の小さい方→X、Y方向で壁量充足率の小さい方 p281最上段 温度6要素→温熱6要素 p290、2行目 10ppm以下→6ppm以下(基準が変更) p290、語呂 専 務 が屁をする 専の下に1000 務の下に6 に変更 p316 下イラスト内吹き出し 天井と反射して→天井に反射して p369 最下段 ( )cm以上→m以上 p371 3段目 【重工業 の下の1.5㎡→15㎡ 2級、その他の修正部分 p51、イラスト内ふき出し 910(3尺=洋間)→910(3尺=半間) p307、上から5行目の式の分母 弾性半径→弾力半径 p314、上から3行目語呂 丸太の年齢は→丸太の年輪は p314 最下段A 10ppm以下→6ppm以下(基準が変更 p314 最下段の語呂 専 務の息は臭い! 専の下に1000 務の下に6ppm に変更 p377、5段目 入口、交差点の距離は→交差点から入口までの距離。 p381、4段目解答 楕円形ドーム→取る。 お手数をおかけして、大変申し訳ありません。 動画リスト リスト中の青字をクリックすると動画が再生されます! 1級建築士受験スーパー記憶術 2級建築士受験スーパー記憶術 建築計画入門! 構造の基本を学ぼう! 構力マラソン 構造力学を毎日1題解こう! 建築法規の基本を学ぼう! 法令集の読み込み講座! 環境工学の基本を学ぼう! 木造建築入門! インテリアデザイン入門! 動画リストのリスト ゼロからはじめるシリーズの17冊目、近代建築入門が出版されました!約400頁のすべてにイラストを付けました。ライト、ミース、コルビュジエ、グロピウスばかりでなく、ラッチェンス、ガルニエ、ペレも深堀り。表紙はドミノシステムを変形(だから角柱)+サヴォア邸+プレキャスト風味に、はしごが左に寄っているのはガルシュの家(ミースのテューゲントハット邸も)の外階段やテラスの欠き込みから、1階のコルはモデュロールのポーズ、ペリアンも登場(裏表紙ではペリアンがコルの長椅子に座る)、海はコルがあこがれ、最期の場所ともなる地中海。アイデアはボクで、絵はイラストレーターの内山良治さん。 ![]() 南米の川の方での書籍紹介文:「ゼロからはじめるシリーズの17冊目。19世紀の黎明期から、モダニズム建築、さらにその後のポストモダンにいたるまでを概観し、建築デザインと、建築家の思想が日本と世界に与えた影響が理解できる。空間構成、建築家とその思想をユニークなイラストでビジュアルに紹介。どのように近代建築が生まれ展開していったかを総合的に理解できる。」 建築初心者は、まずこの9冊↓で学ぼう! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() マンガで苦手理論分野が学べます! ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.17 16:04:53
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