回遊魚のように
いつものように仕事のダンナと学校見学会の手伝いで駆り出される息子を送り出し、いつもより多めの洗濯物と掃除をすませたら自転車で図書館。はい、2階の造園コーナーですよ。そこにしゃがみこんで一番下段に並ぶガーデニング本を物色。やたらゴチャゴチャしてセンスのかけらもないアイデア本や、「いやっ、これは狭くないじゃろ!!」な狭小庭用の実例集、多肉植物のかわいいのやちょっぴりジャンクテイストの入ったベランダガーデニング本などを借りてきました。午後はまたまた自転車で実家へ。荒れた菜園の中にスミレが咲いているのを発見して救出。万両でも千両でもなく「十両」という控えめなのや、この時期に根付くかどうかもわからないテッセンや。何か株分けしてもらるものはないかしらと目をこらしていると、草ボーボーの庭の間にはちゃんと小花が咲いており、少しでも目に触れるようにと周囲の草を抜く。と、もうやめられなくて抜く、抜く。そうやっていると花好きだった母の庭が哀れにも思われ、(供養などという言い方はあまり好きではありませんが)墓参りに頻繁に行くことではなくて故人の遺志をつぐことこそ本当は求められてることなんじゃないかしらと。まずはわが庭を完成させて、少し余裕ができたらここをキレイにしていかないとね。寒空の下でガンガン草抜きする娘を見て、父は「お前は元気なところがお母さんによく似てるよなぁ」。おかげさまで元気だけが取り柄です(^-^)そしてわが庭。今回のガーデニングはレンガや素焼きのプランター類がたくさん手に入ったことがきっかけで、それありきの庭造りだったはずなのに。ほとんどできかけた今になって「なんか落ち着かないんよなー」と庭を眺めること数日。気づいたのですよ。落ち着かないのはそのプランターだということ。はははは、計画性がないとこうなっちゃうのね。でも、ああでもないこうでもないと変えていくのが楽しいとこ。思い切ってプランターをはずしてミニバラを地植えに。スタンドや木の椅子で高低つけながら、もらってきた植物の諸々を植え込んでみました。植えたり抜いたり動かしたり掃除したり、どれだけやってもやることはなくならない。庭いじりは回遊魚気質の人には向いてる気がするわ。