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テーマ:KNOPPIXについて(45)
カテゴリ:カテゴリ未分類
700MB⇒170MBにダイエットされたKNOPPIX「KNOPPIX-RW」が登場しました。
(株)マホレックスさんで開発したもので、南島さんが本日メーリングリストにアナウンスされました。 ベースは、産総研の最新版(20031103-20031119版)のようです。基本部分が最初から最新版になっている上に、apt-get(Debian系LinuxのWindows Updates)が使えるので、いろいろな実験に便利に使えそうですね。その上、apt-get等でカスタマイズした結果は簡単にCD-R/RWに書き戻せるのだそうです。 170MBに収めるため、Window ManagerはKDEではなくなったみたいですが、私の場合、そんなに不憫さは感じないかもしれません。去年までは、Live Linux2を使っていましたが、そちらはfvwm2で、そんにな不憫を感じていなかったからです。 むしろ、170MBなら、メモリ384MBしかない私のマシンでもオンメモリで使えるはずなので、そちらへの期待が大きいです。 前回、前々回の日記で約束したオンメモリKNOPPIXの実験は、これで行うことにします。 でも、年末は、他の予定も目白押しなので、少々時間がかかるかもしれませんが。 #しかし、古い日記を読み返してみると、近日やると言っててやっていないものがずいぶんあるなあ。 #どれも、まだ、やりたいと思っているものばかり。少しずつ、順にやりたいと思います。 #当面は、オンメモリKNOPPIX優先で行きます。 ----------(更新1) 2時間ほど使ってみました。よく出来てますね。 あのウィンドウマネージャiceWMは、小さい割りに使い易そうですね。Live Linux2で使っていたfvwm2よりは、だいぶ使い易く感じました。fvwm2より、KDEやWindowsに近い操作性です。Windowsに慣れた私にはありがたいですね。 このKNOPPIXはapt-get出来ることが売りなのですが、私のマシンではネットワークカードが自動認識されませんでした。KNOPPIXでどのように認識されているのか調べて手動で認識させる必要がありそうですね。 ネットワークの設定が出来ると、Mozilla(composer付!)やmutt(メーラ)も入っているようなので、apt-getしなくても多少は使えそうですね。 そのあとは、apacheやPHPなどのサーバ系のソフトをapt-getして実験したいですね。 オンメモリ動作は、CD起動でCD⇒メモリに読み込む方法だと成功しました。しかし、これをFAT32パーティションにコピーしてgrub起動でFAT32⇒メモリに読み込む方法だと失敗しました。原因は判明しましたが、linuxrcを若干修正する必要があるようです。 次にCD⇒メモリの読み込み時間は数分程度でした(正確には未測定)。ちょっと時間がかかっているなとは感じますが、いらいらするほどではありませんでした。 読み込みサイズが150MB程度だからよかったのでしょうね。今度、FAT32からの起動に成功したら時間を計ってみることにします。 あと、オリジナルのKNOPPIXからあった以下の問題は、そのまま引き継がれていますが、これらは、改善したいですね。 (a)FAT32にKNOPPIX/KNOPPIXファイルがあると、CD起動しても必ずFAT32のKNOPPIX/KNOPPIXファイルをcloopでマウントしてしまいます。オリジナルだと逆で、CD起動した場合はCD上の/KNOPPIXファイルをcloopでマウントしますが、BIOSをCDブートしない設定にしてFAT32からGRUBでブートしてもCDが入っているとCD上の/KNOPPIXファイルをcloopでマウントしてしまいます。どちらの動作になるかは、linuxrcでKNOPPIX/KNOPPIXファイルのサーチ順序をどのように設定したかによって決まります。この問題は、KNOPPIX実験室にアップしているminiroot.gzのように「cdrom=/dev/xxxx」オプションをサポートすれば解決します。 (b)「toram fromhd」オプションを指定したとき、KNOPPIXディレクトリ全体をコピーしようとするのは使いずらいですね。私の場合、KNOPPIXディレクトリには、他にもたくさんのファイルが入っているので、必要最低限のKNOPPIX/KNOPPIXファイルだけをコピーするようにして欲しいものです。 (c)syslinux.cfgでは、多くのKNOPPIXで「BOOT_IMAGE=knoppix」というオプションが指定されていますが、このオプションは、現在、まだサポートされていません。このオプションをきちんとサポートして、KNOPPIX/KNOPPIXだけでなく、KNOPPIX/KNOPPIX-RWやKNOPPIX/KDEMINIなどからでも起動できるようにしたいですね。 (d)toramオプションでFAT32パーティションなどからメモリにコピーするとき、dmaが効いていないので遅い。なんとかしてdmaを効かせたいですね。 以上を踏まえて今後の実験項目を考えると、以下のようになります。 (1)CDから読み込んでオンメモリで起動する。⇒12/10 OK (2)私の好みの設定を施してHDに保存する。 (3)FAT32から読み込んでオンメモリで起動するように設定する。 (4)上の(a)~(d)の問題の対策。 (5)NTFSから読み込んでオンメモリで起動するように設定する。 (6)apacheやPHPなどのサーバ系のソフトの実験 ----------(更新2:2003/12/14) さらに何時間か実験してみました。その詳細は、別の日記で報告しますが、上の内容に訂正すべきことが出てきたので、ここに追記します。 上の「(a)FAT32にKNOPPIX/KNOPPIXファイルがあると、CD起動しても必ずFAT32のKNOPPIX/KNOPPIXファイルをcloopでマウントしてしまいます。」は、なぜか再現しません。オリジナルのKNOPPIXと同じ結果になります。私にとって「cdrom=/dev/xxxx」の方が使い易いので、「cdrom=/dev/xxxx」オプションをサポートする方向は変わりませんが、とりあえず訂正します。 また、「BOOT_IMAGE=」というオプションの意味は、必ずしもKNOPPIXのcloopファイルの選択のためのものではないかもしれませんね。他のlinuxでも「BOOT_IMAGE=」オプションが指定されているものがあることや、起動後に/proc/cmdlineを参照すると、「BOOT_IMAGE=vmlinuz」が追加されていたりします。 「BOOT_IMAGE=knoppix」というオプションは無効で、削除しても何も影響はありませんが、使用するcloopファイルの指定には、「cloop=knoppix-rw」のようなオプションを追加して対応する方向に変更しました。 過去のKNOPPIX関連日記一覧はこちら KNOPPIX実験室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年12月16日 08時06分52秒
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