テーマ:歩いて愉しむ東京(991)
カテゴリ:下町
2020年11月8日に開催された、JR東日本が開催する「駅からハイキング」(→→→こちら)に参加して蒲田から羽田を歩いた報告の番外編です。
折角天空橋駅までやって来たので、近くにある大鳥居(→→→こちら)まで行ってみました。 鳥居にある「平和」の文字。この鳥居の歴史に関係ありそうですね。 氏神として、鈴木弥五右衛門という名前がありますが、天明年間(1781年から1789年)に、このあたりを干拓により新田開発を行った羽田猟師町の名主の名前です。 この大鳥居の歴史が記されています。 元々は、今の羽田空港のあるあたりにあった穴守稲荷神社に奉納された鳥居でしたが、1945年の終戦後に羽田空港を建設するためGHQによって強制移転させられることになり、この大鳥居を壊す工事が始まりました。 しかし、工事に従事していた作業員が二度も鳥居のてっぺんから足をすべらせて落ち、米兵も機械に挟まれて亡くなるなど、工事関係者が相次いで不慮の事故が起きたので鳥居の撤去工事が中止され、その後は、放置された状態でした。 昭和五十九年に着手された東京国際空港沖合展開事業により、滑走路や旅客ターミナルビル等の空港施設が沖合地区に移設され、大鳥居も新B滑走路の整備の障害とならことから、撤去を余儀なくされることとなりました。 しかしながら、元住民だった多くの方々から大鳥居を残してほしいとの声が日増しに強まり、平成十一年二月、国と空港関係企業の協力の下で、この地に移設されたものです。 そんな戦争にも関係する歴史から平和の大鳥居と呼ばれているのでしょうね。 むかし、ここに人が住んでいたことを紹介する仮の掲示板もありました。 大鳥居のある場所から見える多摩川の河口です。なんかやっぱり平和っていいですね。 人気ブログランキングへ 蒲田から羽田へ(番外編) 大鳥居 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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