中山道 鴻巣宿・桶川宿 古きを残すのは大変ね〜
2023年11月24日金曜日 天気 晴れスタート8:30 ゴール16:302日目 22k行田駅〜4k〜鴻巣宿〜7.2k〜桶川宿〜11k〜北上尾駅中山道歩き、2日目も季節外れの暖かさです東横イン熊谷ホテルは駅近で綺麗、無料朝食も期待以上のいい宿でした昨日の続き行田駅で下車、久下一里塚跡からスタートします荒川の土手下の草っ原に朝露がおりて一面に白い小花が咲いているように輝いています、綺麗だな〜今回の歩きの中でお気に入りのひとつがこの土手道、清々しくて得した気分で歩きます土手は眺めの良さと追い剥ぎで有名だったとか💦荒川堤を降りた所にお堂がありました(昔の地図にある赤い点)権八地蔵です立て看板には言われが書いてあり、まるで時代劇で見た様な話です〜権八地蔵〜権八が金に困り・地蔵の前で上州の絹商人を殺し300両を奪ったこれを見ていた地蔵に「他言するな」と口封じをすると、「わしは言わぬがおぬしも言うな」と答えた事から物言い地蔵と呼ばれた権八はその後1680年に捕らえられ鈴ヶ森の刑場で磔の刑にされた〜高崎線〜吹上・間の宿は高崎線を越えた所に説明板と長椅子があるのみです幕府公認の宿場ではなかったが、熊谷宿〜鴻巣宿間が16kと長かったので、休憩の場のお茶のみ本陣や馬次の立場が必要で賑わったそうです今は線路や道路工事で中山道は分断されて面影は全く残っていません前砂の一里塚跡は標柱があるだけですが、かつてはこの辺りから富士山が見えたそうです〜鴻巣宿〜鴻巣は村人たちを救ったコウノトリを祀ったこう神社が地名のルーツ戦国時代に伏見の人形師が住み着いたのが始まりとか、380年の雛人形造りの歴史と伝統を誇る町です産業観光館「ひなの里」は真新しい建物で中庭は休憩ができトイレもあります鴻巣にはお店がおおいのて゛ここらて゛ゆっくりと昼飯にしました〜小林家〜鴻巣宿から7.2k歩いて桶川宿です桶川は紅花や麦の集積地で、旧道沿いには江戸末期の古い建物が残っています小林家は江戸時代の旅籠で国登録有形文化財、その玄関先に奥さんと職員さんが並んで道向こうの古い建物を見ています〜矢部家〜向かいは矢部家、塗りや造りの蔵のある商家で店と住居が一緒になった建物です…でも、落ちかけた軒をつっかい棒で支えて、まるで松葉杖みたいです三人はずっと見つめて話していました維持するのは大変、修復するのもまた大変です〜お茶屋さん〜住宅に挟まれて残るのはお茶屋さん、すでに廃業した旅館もあります高崎線と並行する164号線を歩いてきましたが、そろそろ陽が傾いてきましたこの時期はあっという間に陽が暮れる、北上尾駅に向かう事にしましたその交差点の手前に黒板塀に囲まれたと〜っても広い敷地の家がありました紅花の中買をしていた豪商の須田家です人が住んでいるのかわかりませんが、庭?の木は森の様に茂り道路まで覆い被さっています晩秋、もうすぐ12月、木々の紅葉が寂しげでした宿 ザ・セレクトン北本駅前