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カテゴリ:おいしいね
今日、たー坊はお昼ご飯をあまり食べませんでした。
で、案の定、しばらくしてから「おなかがすいたから、パンを食べる」と言い出しました。 だけど、パンは明日の朝の分で、今たー坊に食べさせたら明日食べるものがなくなります。 しょうがないので、何かないかなと棚を見たら、ホットケーキミックスがありました。 ということで、ホットケーキを焼くことにしました。 ボウルを出して卵を出して、粉を開けて・・・とやっていると、たー坊がやってきて、踏み台に乗って覗き込みます。 たー坊お得意の「なにくってるの?」 たー坊は、「つくる」の「つ」が言えなくて、「何作ってるの?」が「なにくってるの?」になります。 何かを作って欲しい時は「○○くってよ~」と言います。 さて、フライパンを温めて、マーガリンを落として、種を流して、焼き始めます。 いつもは何も考えずに強火でやるので、8割焦がすのですが、今回は袋の作り方をちゃんとみて、弱火でじっくり焼くことにしました。 周りが少しずつ乾いてきて、表面に空気がぷつぷつと出てきて・・・ しばらくしてからひっくり返して、こちらもじっくり焼きます。 そして、出来上がり。 切って、ハチミツを塗って、たー坊にどうぞと渡しました。 おいしいよ~、と言いながら食べていました。 ホットケーキを焼くと、私はこどもの頃のことを思い出します。 小学1年の頃だったと思うのですが、当時、私の父は叔父(父にとっては義兄)に誘われてパチンコに行くことがありました。 負けることが多いので、結局行かなくなったのですが、勝つとお菓子と交換して帰ってきました。 多分、現金にも換えていたのだと思うのですが、パチンコから帰ると、私を連れて家の近くの喫茶店に行きました。 そこで、私はいつもホットケーキセットを頼んでいました。 30年近く前の田舎のこどもですし、ホットケーキを焼くようなおしゃれなおうちではなかったので、絵本やテレビで見て、あれを食べてみたい! と思っていたところに、メニューに「ホットケーキセット」の文字が。 絶対にこれ、です。 やってきたホットケーキにはメープルシロップとバターが乗っていて、ふわふわで、甘くて、世の中にはこんなにおいしいものがあるんだな~と思ったものでした。 とまあ、こんな私の郷愁は置いといて、1枚目のホットケーキをたー坊に渡した後、まだ残っていた種を焼いて、冷凍しておくことにしました。 冷凍して保存し、電子レンジで1分加熱でおいしく召し上がれます、と袋に書いてあったので。 そうすると、またもやたー坊がうろうろ。 「またくってるの? なんでくってるの?」 でたな、なんですかマン(古い)。 全部焼いて、冷凍しとくんだよ、と言うと、「ふーん」とわかったんだかどうなんだか。 でも、全部焼き終わって、冷ましているやつを、また持ってきて食べてしまいました。 それでも、かろうじて1枚は残ったぞ。 しかも、最後に全部まとめて入れて、大きなやつが。 たー坊は、おいしいね~、と言いながらホットケーキを食べ、腹いっぱいになったら眠くなったらしく、お昼寝をしてしまいました。 そして、食べ残していた二切れも、お風呂上りにもそもそ食べていました。 お父さんが時々卵を焼くフライパンで焼いたので、「卵焼き」って言ってましたが。 そりゃ、卵も入っているし、卵焼きみたいなものだけど。 ともかく、私のホットケーキの思い出は、父と行った喫茶店ですが、たー坊にとっては、私が焼いたホットケーキになるんだろうな、と、今から郷愁に浸っているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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