HDDファームウェアのアップデート
T43、R52、X41では、サポート対象外のHDDを駆逐(?)するため、起動時に2010エラーを表示し、動作を一時中断させる。このエラーは[ESC]を押せば回避できるのだが、起動する度にいちいちそうするのは面倒なことであるし、精神的にもいいとは思えない。 この2010エラーはHDDのファームウェアのアップデートにより「消滅」する。今回は、X41でこのエラーではねられてしまったHITACHI製「DK13FA-40」のファームウェアアップデートに取り組むことにする。 まずはアップデートユーティリティを手に入れる。このユーティリティは、ネットで「fwhd56」で検索して手に入れた。ファームウェア・アップデート・ユーティリティ2.5/1.8インチ PATA ハード・ディスク・ドライブ用(ISO CD-ROMイメージ版)http://support.lenovo.com/ja_JP/downloads/detail.page?LegacyDocID=MIGR-62282------------------------------------------------------------本パッケージが対応しているハード・ディスク・ドライブ(以下HDD)"x"は省略された文字を示します。"|"は今回のリリースで追加されたものです。 IBM DARA-2x IBM DJSA-2x IBM IC25NxATDA04 IBM IC25TxATDA05 IBM IC25NxATCS04 IBM IC25TxATCS05 IBM IC25NxATCS05 Hitachi DK23AA-x Hitachi DK23BA-x Hitachi DK23CA-x Hitachi DK23DA-x Hitachi DK23EA-x Hitachi DK23FB-x HGST IC25N0xxATMR04 HGST IC25N0xxATCS05| HGST IC25N0xxATCS04| HGST IC25T060ATCS05 HGST HTS5480xxM9AT00 HGST HTS7260xxM9AT00 HGST HTS4240xxM9AT00 HGST HTS5410xxG9AT00 HGST HTS7210xxG9AT00 HGST HTS4212xxH9AT00 HGST DK1xFA-x HGST HTC4260xxG7AT00 HGST HTC4260xxG9AT00 HGST HTS4212xxH9AT00 HGST HTS5416xxJ9AT00 Toshiba MKx09MAT Toshiba MKx19GAX Toshiba MKx26GAX Toshiba MKxx32GAX Toshiba MK4026GAX Toshiba MK4019GAX Toshiba MK6021GAS Fujitsu MHN2xxxAT Fujitsu MHR2xxxAT Fujistu MHT2xxxAT Fujitsu MHT2xxxAH Fujitsu MHV2xxxAH Fujitsu MHV2xxxAH PL Fujitsu MHV2xxxAT Fujitsu MHR2xxxAT Fujitsu MHS2xxxAT Fujitsu MHT2xxxAT Seagate ST980825A Seagate ST910021A [注意] Seagateファームウェア更新プログラムは完了までに約2分を要します。このファームウェア・パッケージは次のThinkPadシリーズがサポート対象となります。 ThinkPad A20m, A20p, A21m, A21p, A21e, A22m, A22p, A22e, i1800 ThinkPad A30, A30p, A31. A31p ThinkPad G40, G41 ThinkPad R40, R40e ThinkPad R50, R50p, R51, R52 ThinkPad T20, T21, T22, T23 ThinkPad T30 ThinkPad T40, T40p, T41, T41p, T42, T42p, T43, T43p ThinkPad X20, X21, X22, X23 ThinkPad X30, X31, X32 ThinkPad X40, X41, X41 Tablet注:どのThinkPadもリストされたHDD全てをサポートしているわけではありません。------------------------------------------------------------ ダウンロードしたのは、「fwhd56.iso」というCDのイメージファイル。このファイルをCDに焼くことで、CDドライブからBOOTできるユーティリティが完成する。 今回は「INFRA RECORDER」を使ってCDを焼くことにした。http://www.forest.impress.co.jp/library/software/infrarecord/ 作成されたCDでBOOTすると、「Firmware Update Utility(Version 3.02L)」が起動。「HITACHI_DK13FA-40B」と表示されています。しかも、Firmwareは「00MCA0B4」で、「OOMCA0B7」にアップデートできるようです。 ここではMain Menuで「2.Update drive Firmware.」を選択。するとなにやら注意書きが表示され、Enterを押すと今度は「警告」(?)。とにかく電源を切るなということでしょうか?ここで、[Y]を押すと作業がスタートして約1分で作業完了。 電源を落として、再度入れてみると、あれ~不思議~!2010エラーが出なくなっています。 ということで、このユーティリティでサポートされたHDDの場合は、ファームウェアの書き換えはすごく簡単です。